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みなさん、こんにちは。ゆわぐいと申します。 このブログは、半ば自分の日記代わりではあるのですが、僕の日常を通して、ウィーンに住んでいるとこんな感じになるってのをお知らせすることを目的としています。 ゆわぐいは2003年から3年間と2011年から現在に至るまで2回のウィーン生活を送っています。ゆわぐいは生産性の低い仕事にかまけて遊ぶのが下手という典型的な日本人サラリーマンですので、大した記事はないとは思いますが、ガイドブックに載っていないようなウィーンの田舎生活が何となく伝われば幸いです。 作者のモティべーション維持のため、ご挨拶がわりに是非コメントをお願いいたします。 ではでは。





2006年1月14日土曜日

舞踏会のシーズン到来

冬は舞踏会(Ball、バル)のシーズンである。街中でもバルのポスターをよく見かける。人間、体を動かさないとどこか調子がおかしくなる。雪に閉ざされるオーストリアでは屋内で踊りでもしないとやってられないのだろう。特にウィーンは「会議は踊る」ようなところですからね。



 この時期、いろんな団体がいろんな所でバルを開催する。その主催団体の名前を頭にくっつけて「○○バル」と呼ぶことになる。例えば、マジシャンバル、消防士バル、医師会バル・・・・・・。その最高峰がオペラ座バル(オーパンバル)であり、ボックス席なぞをとろうもんなら一晩数百万円かかるという、アフリカの飢えた子供に顔向けのできない罰当たりな事態となるのである。なお、これらの舞踏会には、チケットを買えば(買えれば)誰でも参加できる。別に消防士でなくても消防士バルにでることができる。



 実は僕はIAEA(国際原子力機関)バルに参加したことがある。場所は先日の記事に載せた王宮。当然IAEA職員でなくても参加できるわけ。



 バルに出るには基本的に男はタキシード、女はドレス。着物などの民族衣装もOKである。まあ日本の着物だと踊りにくいし僕も羽織袴を持っていないので、僕はタキシードにした。結局、入場料・席料で、僕と嫁さんで合計2百ユーロ近く払ったような気がする。しかも席はかなり安いところ。オーパンバルの百分の一程度なので、良心の呵責もずっと小さい。でもボックス席だったらもっとずっと高かったのだろう。



P1020238  バルは夜9時くらいから3時4時くらいまで行われる。IAEAだけあって、国連警察がIAEA旗を掲げての入場行進でスタートする。



 



P1020241P1020246   その後主催者が挨拶し、社交界にデビューする若者(デビュッタント)が音楽に合わせていそいそと入場してきて踊り初めすることになる。





 王宮のような場所でやるとたくさんの部屋で踊れる。上に書いたのはメインの部屋での出来事。中にはディスコみたいな部屋もあり、踊りが好きな人には楽しめるのであろう(突き放した書き方であることに注意)。人々は踊って疲れたら自分の席に戻っておしゃべりや軽食をつまみ、また踊るというのを真夜中まで繰り返すことになる。



 中にはバルにはまってしまい、社交ダンスを習い出すような人間もいるけど、僕はちょっと・・・。第一、猫背だし。今年は最後のバルシーズンだけど、スキーの方がいいっす。



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