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このブログについて

みなさん、こんにちは。ゆわぐいと申します。 このブログは、半ば自分の日記代わりではあるのですが、僕の日常を通して、ウィーンに住んでいるとこんな感じになるってのをお知らせすることを目的としています。 ゆわぐいは2003年から3年間と2011年から現在に至るまで2回のウィーン生活を送っています。ゆわぐいは生産性の低い仕事にかまけて遊ぶのが下手という典型的な日本人サラリーマンですので、大した記事はないとは思いますが、ガイドブックに載っていないようなウィーンの田舎生活が何となく伝われば幸いです。 作者のモティべーション維持のため、ご挨拶がわりに是非コメントをお願いいたします。 ではでは。





2006年12月31日日曜日

1年を振り返ってみると

 今日で2006年もおしまい。ということでお約束ですが、1年を形ばかり振り返ってみると・・・。



 考えてみると今年の6月末まではウィーンにいたんだよなぁ、と。なんか随分昔のような気がします。



 今年の年明けはRathaus前で迎えたわけです(http://yuwagui.cocolog-nifty.com/blog/2006/01/index.html)。それからソリで遊んで、マイナス15℃になって、凍ったドナウ川の上で寝て、ベネチアに遊びに行って、ドナウ川の上で自転車に乗って、春になったらウィーンの森に行ってニラを摘んで食べて、車のナンバープレートの写真をいっぱい撮って、ブラジルに出張に行って、チェコとかハンガリーとかスロヴァキアに遊びに行って、アスパラガスを食べて、南ボヘミアに行って、帰国直前の悪あがきをして帰国しちゃって、現在に至るんだよなぁ。



 帰国した後は当然日本のペースの生活になりますから、ばたばたとあっという間に半年が過ぎてしまいました。



 来年はどんな年になるのかわからんですが、今年よりもっと海外出張が多くなりそうです。トシとってくると、時差ぼけからの復活がつらくてつらくて。どなたか、時差ぼけからのいい復活の仕方を教えていただけませんか?



1年を振り返ってみると

 今日で2006年もおしまい。ということでお約束ですが、1年を形ばかり振り返ってみると・・・。



 考えてみると今年の6月末まではウィーンにいたんだよなぁ、と。なんか随分昔のような気がします。



 今年の年明けはRathaus前で迎えたわけです(http://yuwagui.cocolog-nifty.com/blog/2006/01/index.html)。それからソリで遊んで、マイナス15℃になって、凍ったドナウ川の上で寝て、ベネチアに遊びに行って、ドナウ川の上で自転車に乗って、春になったらウィーンの森に行ってニラを摘んで食べて、車のナンバープレートの写真をいっぱい撮って、ブラジルに出張に行って、チェコとかハンガリーとかスロヴァキアに遊びに行って、アスパラガスを食べて、南ボヘミアに行って、帰国直前の悪あがきをして帰国しちゃって、現在に至るんだよなぁ。



 帰国した後は当然日本のペースの生活になりますから、ばたばたとあっという間に半年が過ぎてしまいました。



 来年はどんな年になるのかわからんですが、今年よりもっと海外出張が多くなりそうです。トシとってくると、時差ぼけからの復活がつらくてつらくて。どなたか、時差ぼけからのいい復活の仕方を教えていただけませんか?



2006年12月11日月曜日

ウィーン再び・更新再開するかものお知らせ

皆さん、こんにちわ。ゆわぐいです。



といっても、放置プレイになってから数ヶ月、常連さんからも既に忘れ去られた気がする今日この頃ですが、いかがお過ごしですか?



Pict0034実はまたウィーンに来ています。今回も出張。



結構仕事でいろんな所を飛び回っていますので、それをぼちぼちアップしていこうかな、なんて気になってます。



それはなぜか。実は、写真の加工は使い慣れた画像加工ソフトの入っているデスクトップのパソコンでこれまで行っていたのですが、帰国以来なかなかセットアップする時間がなく、ずっと野ざらし状態だったのですが、最近ようやく組み立てて起ち上がったからです(かなりつまらん理由)。



ただ、ネタはどうしてもウィーンに絞ることができず、フランスとか中国とか僕の行くところや趣味のパソコンまわりの話に広がってしまいます。



ってことで、題名を「昔ウィーンに住んでいたけど帰国するとこんな感じ」と変更して更新再開ってことにする!



・・・と思ったけど、yahooのリンクとかを修正するのが面倒くさいので、気持ちだけそんな感じにして題名そのままでやっちゃいます。すんません。



なお、当面、帰国してから現在までの海外情報をアップするので、最大半年ほど時間を遡りますので、ご承知おきを。



ちなみに上の写真、どこの写真かおわかりになります?



ウィーン再び・更新再開するかものお知らせ

皆さん、こんにちわ。ゆわぐいです。



といっても、放置プレイになってから数ヶ月、常連さんからも既に忘れ去られた気がする今日この頃ですが、いかがお過ごしですか?



Pict0034実はまたウィーンに来ています。今回も出張。



結構仕事でいろんな所を飛び回っていますので、それをぼちぼちアップしていこうかな、なんて気になってます。



それはなぜか。実は、写真の加工は使い慣れた画像加工ソフトの入っているデスクトップのパソコンでこれまで行っていたのですが、帰国以来なかなかセットアップする時間がなく、ずっと野ざらし状態だったのですが、最近ようやく組み立てて起ち上がったからです(かなりつまらん理由)。



ただ、ネタはどうしてもウィーンに絞ることができず、フランスとか中国とか僕の行くところや趣味のパソコンまわりの話に広がってしまいます。



ってことで、題名を「昔ウィーンに住んでいたけど帰国するとこんな感じ」と変更して更新再開ってことにする!



・・・と思ったけど、yahooのリンクとかを修正するのが面倒くさいので、気持ちだけそんな感じにして題名そのままでやっちゃいます。すんません。



なお、当面、帰国してから現在までの海外情報をアップするので、最大半年ほど時間を遡りますので、ご承知おきを。



ちなみに上の写真、どこの写真かおわかりになります?



2006年9月28日木曜日

実はまだ

 前回の投稿から引き続き、まだヨーロッパにいます。今はパリ。もう10日以上ヨーロッパをぐるぐるしてます。



 いい加減疲れたです・・・・。でもいよいよ明日の夕方帰国します!午前中は仕事だけど。はぁ、疲れた疲れた。



実はまだ

 前回の投稿から引き続き、まだヨーロッパにいます。今はパリ。もう10日以上ヨーロッパをぐるぐるしてます。



 いい加減疲れたです・・・・。でもいよいよ明日の夕方帰国します!午前中は仕事だけど。はぁ、疲れた疲れた。



2006年9月18日月曜日

実は今ウィーンに来ています

 今、出張でウィーンに来ています。



Pict0002_3  2ヶ月ぶりのウィーン。さすがにほとんど変わってません。



 





 







 出張の多い部署になったので、それなりにネタもあります。日本の生活にも慣れつつなるので、昔のように毎日更新というわけにはいきませんが、そろそろ更新を再開しようかと思います。





実は今ウィーンに来ています

 今、出張でウィーンに来ています。



Pict0002_3  2ヶ月ぶりのウィーン。さすがにほとんど変わってません。



 





 







 出張の多い部署になったので、それなりにネタもあります。日本の生活にも慣れつつなるので、昔のように毎日更新というわけにはいきませんが、そろそろ更新を再開しようかと思います。





2006年9月15日金曜日

【補完】ヨーロッパ死のロード その1 ヨーロッパに向かう

 2週間にわたり、ヨーロッパ出張することとなった。



 内容としては、パリで会議→ウィーンで会議→パリで会議→アヴィニョンで会議→パリで打ち合わせ という過密スケジュール。この1週間前まで中国(しかも成都)出張だったこともあり、行く前からへろへろ状態。



Pict0006  行く途中の飛行機の窓から。毎度のことながら、シベリアのこの風景は好きだなぁ。一度現地に行ってみたいと思っているんだけど、地面からみたらこのにょろにょろはわからないんでしょうね。



 



Pict0007  もう三日月湖とかできまくり。どうせ刻々と三日月湖ができたり川に飲み込まれたりしてるんだろから、いつまでたっても正確な地図とかできなさそうな気がする。



 



 もはや飛行機の中は寝るだけ。とにかく寝て少しでも体力回復&時差ぼけ予防をしなければ。あまりお酒は飲まないので、睡眠薬は欠かせません。



Pict0010  まずはパリCDGに到着。相変わらず汚い空港。どうしてもパリは好きになれない。





                                      (09.06.17補完)



【補完】ヨーロッパ死のロード その1 ヨーロッパに向かう

 2週間にわたり、ヨーロッパ出張することとなった。



 内容としては、パリで会議→ウィーンで会議→パリで会議→アヴィニョンで会議→パリで打ち合わせ という過密スケジュール。この1週間前まで中国(しかも成都)出張だったこともあり、行く前からへろへろ状態。



Pict0006  行く途中の飛行機の窓から。毎度のことながら、シベリアのこの風景は好きだなぁ。一度現地に行ってみたいと思っているんだけど、地面からみたらこのにょろにょろはわからないんでしょうね。



 



Pict0007  もう三日月湖とかできまくり。どうせ刻々と三日月湖ができたり川に飲み込まれたりしてるんだろから、いつまでたっても正確な地図とかできなさそうな気がする。



 



 もはや飛行機の中は寝るだけ。とにかく寝て少しでも体力回復&時差ぼけ予防をしなければ。あまりお酒は飲まないので、睡眠薬は欠かせません。



Pict0010  まずはパリCDGに到着。相変わらず汚い空港。どうしてもパリは好きになれない。





                                      (09.06.17補完)



2006年7月22日土曜日

ご無沙汰してます

 皆さん、ご無沙汰しております。ゆわぐいです。



 6月の末に日本に戻ってきました。新しい住まい(○急線の△尻×橋駅周辺)に引っ越し、日本の仕事を再開し、一昨日にようやくインターネットにつながるようになりました。



 日本に戻って来てみて、当然いいこと悪いことがあります。それを簡単に書いてみましょう。



 ○なところ:



 その1。何てったって、食べ物がうまいし安い。日本は安いというのを外人に言っても絶対に信じてもらえないのですが、東京でもお昼ご飯は大抵600円~1000円(約4~7ユーロ)ですよね。ウィーンでは大抵8~10ユーロします。東京では飲み物を頼む必要はないしチップもいらないですからね。ま、高いところで食べりゃ当然高いですが、ウィーンだってそうだしね。



 その2。IT関連は比較にならないほど進んでいるし安くて快適。たとえばインターネット。僕の今の環境は光ファイバーなので、最高100Mbps。ウィーン(ADSL)の100倍のスピードです。そんで値段は3000円ちょっと(約22ユーロ)。ウィーンでは50ユーロでしたから約半分以下。おまけにウィーンでは1ヶ月のデータ転送量が上限1GBまで(それを超えるといきなり従量制)という大馬鹿野郎なものでしたから、もう比較になりません。



 その3。お買い物。日曜日も当然お買い物ができます。コンビニは24時間営業。平日は夜7時まで(木曜はもうちょっと遅い)、日曜は完全閉店のウィーンと比べ、青少年の健全育成なんて観点は別として、どっちが便利か。



×なところ:



 その1。住環境は痛い。我が家は比較的広い所に入れたのですが、それでもウィーンの約半分。もうすぐ船便で段ボール箱60個が来るのですが、どうしましょう。



 その2。通勤。これも痛い。ウィーンではずっと自動車通勤だったので、痛さひとしお。もはや人間の移動手段ではないですね。ただでさえ混んでいるのに女性専用車両なぞという愚かなものを作りやがって。



 その3。気候。ここ数日の東京は涼しくて助かってますが、それまでは暑いわ湿っぽいわで大変。



 総合的に見てどっちがいいかどうかはよくわかんないですが、引っ越しの際にとてもいやな思いをしたので、少なくとも「ウィーンに戻りたいよー」と駄々をこねてはいません。



ご無沙汰してます

 皆さん、ご無沙汰しております。ゆわぐいです。



 6月の末に日本に戻ってきました。新しい住まい(○急線の△尻×橋駅周辺)に引っ越し、日本の仕事を再開し、一昨日にようやくインターネットにつながるようになりました。



 日本に戻って来てみて、当然いいこと悪いことがあります。それを簡単に書いてみましょう。



 ○なところ:



 その1。何てったって、食べ物がうまいし安い。日本は安いというのを外人に言っても絶対に信じてもらえないのですが、東京でもお昼ご飯は大抵600円~1000円(約4~7ユーロ)ですよね。ウィーンでは大抵8~10ユーロします。東京では飲み物を頼む必要はないしチップもいらないですからね。ま、高いところで食べりゃ当然高いですが、ウィーンだってそうだしね。



 その2。IT関連は比較にならないほど進んでいるし安くて快適。たとえばインターネット。僕の今の環境は光ファイバーなので、最高100Mbps。ウィーン(ADSL)の100倍のスピードです。そんで値段は3000円ちょっと(約22ユーロ)。ウィーンでは50ユーロでしたから約半分以下。おまけにウィーンでは1ヶ月のデータ転送量が上限1GBまで(それを超えるといきなり従量制)という大馬鹿野郎なものでしたから、もう比較になりません。



 その3。お買い物。日曜日も当然お買い物ができます。コンビニは24時間営業。平日は夜7時まで(木曜はもうちょっと遅い)、日曜は完全閉店のウィーンと比べ、青少年の健全育成なんて観点は別として、どっちが便利か。



×なところ:



 その1。住環境は痛い。我が家は比較的広い所に入れたのですが、それでもウィーンの約半分。もうすぐ船便で段ボール箱60個が来るのですが、どうしましょう。



 その2。通勤。これも痛い。ウィーンではずっと自動車通勤だったので、痛さひとしお。もはや人間の移動手段ではないですね。ただでさえ混んでいるのに女性専用車両なぞという愚かなものを作りやがって。



 その3。気候。ここ数日の東京は涼しくて助かってますが、それまでは暑いわ湿っぽいわで大変。



 総合的に見てどっちがいいかどうかはよくわかんないですが、引っ越しの際にとてもいやな思いをしたので、少なくとも「ウィーンに戻りたいよー」と駄々をこねてはいません。



2006年6月24日土曜日

【補完】引っ越しの済んだ部屋から

ようやく引っ越し終了。船便を最小化するため、日本でいらなそうなもの(電化製品、輸送中に確実に壊れるであろうIKEAで購入した家具などなど)は知り合いに叩き売り(日本人コミュニティの間でしばらくの間連鎖していくんでしょう)、その他は捨て、それでもかなりの分量がお船でどんぶらこと極東まで。新しい家にはいるのだろうか???



 オーストリア出国は明日。結局ホテルはとらずにアパートから直接空港に行くことにした。なので、今晩を越す最低限の荷物はあるけど、99%の荷物は日本に送ったか処分したことになる。



Pict0001s  僕の部屋はがらんどう。3年弱過ごした部屋の窓からの風景。慣れ親しんだ風景だけど、もう二度と見ることはないだろう。



 さようなら。



 とはいえ、引っ越し作業で疲労困憊であり、あまり感慨にふけるような気分でないのがある面救い。実は涙もろいもんで。



 ちなみに、今更ながら思うのだが、オーストリアの窓って、ほとんどが観音開き形式で、日本の横に滑るサッシのようなのはなかったなぁ。なんでだろ?



                                            補完:090517



【補完】引っ越しの済んだ部屋から

ようやく引っ越し終了。船便を最小化するため、日本でいらなそうなもの(電化製品、輸送中に確実に壊れるであろうIKEAで購入した家具などなど)は知り合いに叩き売り(日本人コミュニティの間でしばらくの間連鎖していくんでしょう)、その他は捨て、それでもかなりの分量がお船でどんぶらこと極東まで。新しい家にはいるのだろうか???



 オーストリア出国は明日。結局ホテルはとらずにアパートから直接空港に行くことにした。なので、今晩を越す最低限の荷物はあるけど、99%の荷物は日本に送ったか処分したことになる。



Pict0001s  僕の部屋はがらんどう。3年弱過ごした部屋の窓からの風景。慣れ親しんだ風景だけど、もう二度と見ることはないだろう。



 さようなら。



 とはいえ、引っ越し作業で疲労困憊であり、あまり感慨にふけるような気分でないのがある面救い。実は涙もろいもんで。



 ちなみに、今更ながら思うのだが、オーストリアの窓って、ほとんどが観音開き形式で、日本の横に滑るサッシのようなのはなかったなぁ。なんでだろ?



                                            補完:090517



2006年6月15日木曜日

ウィーンの森

 仕事帰りにちょこっと寄り道をして、ウィーンの森を通ってみる。



Pict0003_36Pict0006_24Pict0009_18Pict0012_15





    





  



 



 何も言うことはありません。僕の好きな風景がそこにあります。



Pict0022_7  水門のようなものが見えますが、これが新ドナウ川の基点。



 





  



Pict0016_12Pict0015_12   これはLeopoldsbergの中にある教会。入り口までしか入れませんでしたが、質素でなかなかいい感じ。



 



 今週は抜けるような青空の日が続いて、気温も30℃くらいまで上がりました。先週は最高気温13℃などという日もあったとても寒い1週間(ついでにブラジルに行っていたその前の週も同じような寒さだったとのこと)だったのに、この変わりようといったらまあなんでしょう。



ウィーンの森

 仕事帰りにちょこっと寄り道をして、ウィーンの森を通ってみる。



Pict0003_36Pict0006_24Pict0009_18Pict0012_15





    





  



 



 何も言うことはありません。僕の好きな風景がそこにあります。



Pict0022_7  水門のようなものが見えますが、これが新ドナウ川の基点。



 





  



Pict0016_12Pict0015_12   これはLeopoldsbergの中にある教会。入り口までしか入れませんでしたが、質素でなかなかいい感じ。



 



 今週は抜けるような青空の日が続いて、気温も30℃くらいまで上がりました。先週は最高気温13℃などという日もあったとても寒い1週間(ついでにブラジルに行っていたその前の週も同じような寒さだったとのこと)だったのに、この変わりようといったらまあなんでしょう。



2006年6月13日火曜日

悪口を書いてみる

 外国への引っ越しというものは本当に大変。特にオーストリアでは。



 引っ越しの各種手続きがなかなか終わらずかなりの欲求不満っぷりなので、今日はその不満をほんの少しぶちまけたいと思う。



 オーストリアという国はこれまで何回も書いてきましたが、競争というものが極めて希薄な国です。どこの店に行っても同じような高い値段。サービスもドングリの背比べ。飲み屋なんかでも、日本の思わず笑ってしまうような珍商売などとは対極の存在で、どこも酒を出すだけ。せいぜい内装が違うくらい。したがって、競争的なマーケットというものも存在しません。



 これは引っ越しにおいても感じること。今一番の悩みのタネ、自動車の売却ひとつとってもそう。中古車ニーズは極めて高いにも関わらず、中古車買い取り専門店はほとんどないし、ディーラーなどでも下取り以外は引き取らない場合がほとんど。たまに買い取りをやっていても腰が砕けるような安値でしか買い取らないし、その査定額の根拠もなし。公的機関の査定を得るには2週間待ち・・・。



 こういう環境の中で人々はどうやって中古車を買うか。多くの場合が個人間売買なのです。いろんなところの掲示板に広告を貼る。売ろうとする車の窓ガラスに値段や走行距離を書いた紙を貼って走る、得体の知れないブローカーがこそこそ暗躍する・・・一昔前の共産国家さながらの光景がここにあります。マーケット至上主義者ではないけれど、やっぱりマーケットが整備されていないと、選択の余地がない人々は手近なところで我慢するか、あるいはアングラに走るしかないんですね。



 きれいな自然の中でぼーっと静止している分にはいい国ではありますが、いざ何かをしようと動き出そうとするととてつもなく面倒くさく、時間がかかる国、それがオーストリアです。



 それを考えると、日本ってなんて住みやすいところだったんだろうと思います。何より選択の余地がある。お金を出せばすごくいいサービスを受けられるし、お金をかけたくなければそれなりものもある。しかもそれが幅広く提供されている。



 痒いところに手が届く日本と、身もだえながら我慢するオーストリア。いつまでもハプスブルクの栄光の残り香に酔ってないで、日本に学びに来いってんだ。



悪口を書いてみる

 外国への引っ越しというものは本当に大変。特にオーストリアでは。



 引っ越しの各種手続きがなかなか終わらずかなりの欲求不満っぷりなので、今日はその不満をほんの少しぶちまけたいと思う。



 オーストリアという国はこれまで何回も書いてきましたが、競争というものが極めて希薄な国です。どこの店に行っても同じような高い値段。サービスもドングリの背比べ。飲み屋なんかでも、日本の思わず笑ってしまうような珍商売などとは対極の存在で、どこも酒を出すだけ。せいぜい内装が違うくらい。したがって、競争的なマーケットというものも存在しません。



 これは引っ越しにおいても感じること。今一番の悩みのタネ、自動車の売却ひとつとってもそう。中古車ニーズは極めて高いにも関わらず、中古車買い取り専門店はほとんどないし、ディーラーなどでも下取り以外は引き取らない場合がほとんど。たまに買い取りをやっていても腰が砕けるような安値でしか買い取らないし、その査定額の根拠もなし。公的機関の査定を得るには2週間待ち・・・。



 こういう環境の中で人々はどうやって中古車を買うか。多くの場合が個人間売買なのです。いろんなところの掲示板に広告を貼る。売ろうとする車の窓ガラスに値段や走行距離を書いた紙を貼って走る、得体の知れないブローカーがこそこそ暗躍する・・・一昔前の共産国家さながらの光景がここにあります。マーケット至上主義者ではないけれど、やっぱりマーケットが整備されていないと、選択の余地がない人々は手近なところで我慢するか、あるいはアングラに走るしかないんですね。



 きれいな自然の中でぼーっと静止している分にはいい国ではありますが、いざ何かをしようと動き出そうとするととてつもなく面倒くさく、時間がかかる国、それがオーストリアです。



 それを考えると、日本ってなんて住みやすいところだったんだろうと思います。何より選択の余地がある。お金を出せばすごくいいサービスを受けられるし、お金をかけたくなければそれなりものもある。しかもそれが幅広く提供されている。



 痒いところに手が届く日本と、身もだえながら我慢するオーストリア。いつまでもハプスブルクの栄光の残り香に酔ってないで、日本に学びに来いってんだ。



2006年6月12日月曜日

この期に及んでシリーズその2・ザルツカンマーグートに行く

 ということで、今は引っ越しの準備におおわらわなのですが、その合間を縫って、ザルツカンマーグート(Salzkammergut)に行ってきました。例によって、先日のブラティスラヴァの時もご一緒いただいたI本さんご一家と一緒。



 さて、ザルツカンマーグートはサウンド・オブ・ミュージックの舞台として有名で観光スポットが多いのですが、湖あり山あり牧場ありと、かなり心和む場所でもあります。



Pict0001_37Pict0011_14   今回はザンクト・アガサ(St.Agatha)というところで1泊。ここはダハシュタイン連峰の麓にある小さい村。山と緑がとにかくきれい。僕は結局オーストリアのこういう所に惚れたんだと思います。



 夕食はホテルの隣のレストランで食べる。なんとそこにはオーストリア式ボーリング場があり、今回初めて挑戦。



Pict0030_5Pict0027_1Pict0028_6    オーストリア式ボーリング、普通のとは結構違う。まずピンの本数。普通は10本ですが、こっちは9本。あとボール。えらく小さくて指を入れる穴が2つしかない。さらにピンは上にひもが付いていて、シャッフルする時は倒れた奴も含めてひもでつり上げられる仕組み(写真で見えるかな?)。ついでに普通は1フレーム2回投げますが、こっちは1回(ストライクの時は2回)。あと、助走路と玉を転がすレーンの境目に玉の直径よりちょっと高い位のところにひもが張ってあり、投げる時はその間を通さなきゃいかん。ボーリング場と言ってもなんか細長い広間みたいな感じでとっても不思議。



Pict00105Pict00108   翌日は世界遺産・ハルシュタット(Hallstatt)に行く。ハルシュタッター湖(Hallstätter See)のほとりにかわいい建物が所狭しと建っていて、道路はまるで細ーい迷路。



 





Pict01018Pict00122   湖の遊覧船に乗ってみる。気持ちいいー。遊覧船には日本人の団体観光客と乗り合わせる。うちらのグループ(我が家:日本人、I本さん一家:旦那は今は日本国籍だけど生粋のオーストリア人、奥さん日本人、お小ちゃまはハーフ)が奇妙だったのか、下船時に日本人のおばさまが近寄ってきて、「あなたはあちらの外人の方のご親戚?」と聞いてくる。そんなわけないじゃん!



Pict00124  夜にうちの自動車を買いたいという人が来るので先を急ぐつもりが、ヴルフガング湖に行く途中で渓流を発見。子供が遊びたいだろーなーという口実で(実は僕が遊びたい)、立ち寄る。靴を脱いで仮名にはいるとしびれるほど水が冷たくてきれい。



 



 



Pict00125  今度は本当に先を急ぐ(お腹が空いたから。ビールが飲みたいからでは決してない)。ザンクト・ヴォルフガング(St.Wolfgang)で昼食。ここはサウンド・オブ・ミュージックの舞台であるからか、ハルシュタットよりももっと観光地化している。うちも何回か来ているけど、この辺は雨が多いらしく、晴れているのは初めて。



Pict00128  そそくさと帰路につく。これはこっちのアウトバーンの工事区間マーク。残りの距離によって氷上が変わる。初めは激怒の顔だけどだんだん終わりに近づくにつれてちょい怒り→普通→ちょい笑顔→うれしい顔と変化する。この写真は残り2㎞なのでかなり朗らか顔。なんかバカにされているような気がしないでもない。



 約束の7時の5分前に家に到着。でも待ち人来ず。30分遅れて到着。その挙げ句に「車種を間違えた、ごめん」だと!何のためにこんなに急いで帰ってきたのさ!



この期に及んでシリーズその2・ザルツカンマーグートに行く

 ということで、今は引っ越しの準備におおわらわなのですが、その合間を縫って、ザルツカンマーグート(Salzkammergut)に行ってきました。例によって、先日のブラティスラヴァの時もご一緒いただいたI本さんご一家と一緒。



 さて、ザルツカンマーグートはサウンド・オブ・ミュージックの舞台として有名で観光スポットが多いのですが、湖あり山あり牧場ありと、かなり心和む場所でもあります。



Pict0001_37Pict0011_14   今回はザンクト・アガサ(St.Agatha)というところで1泊。ここはダハシュタイン連峰の麓にある小さい村。山と緑がとにかくきれい。僕は結局オーストリアのこういう所に惚れたんだと思います。



 夕食はホテルの隣のレストランで食べる。なんとそこにはオーストリア式ボーリング場があり、今回初めて挑戦。



Pict0030_5Pict0027_1Pict0028_6    オーストリア式ボーリング、普通のとは結構違う。まずピンの本数。普通は10本ですが、こっちは9本。あとボール。えらく小さくて指を入れる穴が2つしかない。さらにピンは上にひもが付いていて、シャッフルする時は倒れた奴も含めてひもでつり上げられる仕組み(写真で見えるかな?)。ついでに普通は1フレーム2回投げますが、こっちは1回(ストライクの時は2回)。あと、助走路と玉を転がすレーンの境目に玉の直径よりちょっと高い位のところにひもが張ってあり、投げる時はその間を通さなきゃいかん。ボーリング場と言ってもなんか細長い広間みたいな感じでとっても不思議。



Pict00105Pict00108   翌日は世界遺産・ハルシュタット(Hallstatt)に行く。ハルシュタッター湖(Hallstätter See)のほとりにかわいい建物が所狭しと建っていて、道路はまるで細ーい迷路。



 





Pict01018Pict00122   湖の遊覧船に乗ってみる。気持ちいいー。遊覧船には日本人の団体観光客と乗り合わせる。うちらのグループ(我が家:日本人、I本さん一家:旦那は今は日本国籍だけど生粋のオーストリア人、奥さん日本人、お小ちゃまはハーフ)が奇妙だったのか、下船時に日本人のおばさまが近寄ってきて、「あなたはあちらの外人の方のご親戚?」と聞いてくる。そんなわけないじゃん!



Pict00124  夜にうちの自動車を買いたいという人が来るので先を急ぐつもりが、ヴルフガング湖に行く途中で渓流を発見。子供が遊びたいだろーなーという口実で(実は僕が遊びたい)、立ち寄る。靴を脱いで仮名にはいるとしびれるほど水が冷たくてきれい。



 



 



Pict00125  今度は本当に先を急ぐ(お腹が空いたから。ビールが飲みたいからでは決してない)。ザンクト・ヴォルフガング(St.Wolfgang)で昼食。ここはサウンド・オブ・ミュージックの舞台であるからか、ハルシュタットよりももっと観光地化している。うちも何回か来ているけど、この辺は雨が多いらしく、晴れているのは初めて。



Pict00128  そそくさと帰路につく。これはこっちのアウトバーンの工事区間マーク。残りの距離によって氷上が変わる。初めは激怒の顔だけどだんだん終わりに近づくにつれてちょい怒り→普通→ちょい笑顔→うれしい顔と変化する。この写真は残り2㎞なのでかなり朗らか顔。なんかバカにされているような気がしないでもない。



 約束の7時の5分前に家に到着。でも待ち人来ず。30分遅れて到着。その挙げ句に「車種を間違えた、ごめん」だと!何のためにこんなに急いで帰ってきたのさ!