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このブログについて

みなさん、こんにちは。ゆわぐいと申します。 このブログは、半ば自分の日記代わりではあるのですが、僕の日常を通して、ウィーンに住んでいるとこんな感じになるってのをお知らせすることを目的としています。 ゆわぐいは2003年から3年間と2011年から現在に至るまで2回のウィーン生活を送っています。ゆわぐいは生産性の低い仕事にかまけて遊ぶのが下手という典型的な日本人サラリーマンですので、大した記事はないとは思いますが、ガイドブックに載っていないようなウィーンの田舎生活が何となく伝われば幸いです。 作者のモティべーション維持のため、ご挨拶がわりに是非コメントをお願いいたします。 ではでは。





2014年3月30日日曜日

夏時間スタートの日曜日(後編)




 ということで後編。

 <前編のあらすじ>
 リヤドにパリ経由で出張する際、パリのセキュリティコントロールで手荷物に入れておいた金属製のちょっと変わった形の耳かきが引っかかってしまい、詳細検査を受ける羽目に。これは何だ?と訪ねる空港係員に「耳かき」と答えるのが恥ずかしかったゆわぐい。とっさに口に出した大嘘で窮地を逃れることはできたのか・・・?。


 さて、打ちっ放しでちょっと汗を流して、帰りはフェリーに乗ってウィーンの森を通って帰ることにする。

 この狭い橋を渡ってフェリー(渡し船ですな)に乗る。

このフェリーはヨットの原理で進むので動力は基本的についていない。この命綱で流されるのを防止しているようだ。

船の上。車は4台まで、あとは自転車と歩行者。車と人間3人で12.60ユーロ。そんなに高かったっけ?乗るんじゃなかった。とほほ。

 こんだけ暖かいのなら、春の風物詩、ニラ(ギョウジャニンニクですな。形は全然違うけど味は似ている)が出ているはず、とウィーンの森の秘密の場所に行ってみると、

 うわ、ものすごく生えている!下の緑のは全部ニラ!


 っていうか、もうでかくなり過ぎ!

 周囲はニラのにおいで臭い臭い。小さめのやつをたくさん摘んできましたよ。花芽はまだ出ていないので、あと2週間くらいは採れると思われる。

 勝手に生えているやつを収穫してきて食べる喜び。狩猟採集文化ここにあり。



 

夏時間スタートの日曜日(前編)

 
 今日から夏時間となった。例えば昨日までの朝8時は朝9時となる。ということで、今日は1時間損をする日なのだ。

 しかし、この夏時間制度、日本も絶対に導入した方がいいと思う。夏の朝まだ涼しい時に出勤できるし、夕方も(早く帰れる人は)明るい時間を満喫できる。省エネ効果も絶対ある。お年寄りの生活リズムが崩れるからなんて年寄りのせいにする論調も目にするけど、じゃあこっちの年寄りはどうなってるんだって話し。2日もあれば1時間なんてすぐ慣れますよ。

 んで朝起きたら9時半。体的には8時過ぎくらいだったのに。1時間少ない日曜日ののっけから遅くなってしまった。

 1時間少なかろうが多かろうが犬の散歩には行かなきゃいかん。今日はちょっと違う道に行ってみよう。

もうすっかり桜は散ってしまい、寝坊の花だけが咲いていた。

散歩の最初は例のダッシュから。今日は暖かいのですぐにバテバテ。長毛種のつらさ悲しさである。

こういう田舎道を歩いてみる。


 道の右側にはFloridsdorfの教会とその遙か向こうにはKahlenberとLeopoldsbergが山の上に見える。 
 
そんで左側には国連都市とドナウタワーが見える見晴らしの良い田舎道である。

道の途中には巨大な白樺の木がある。


 堂々たるもんである。


ぼーっと歩いていたらAlte Donauまで来てしまった。

しょうがないので、アルテドナウをバックに記念写真を撮ってみる。何の記念かよくわからんのだが。


いつもの白樺も随分芽吹いてきた。

 娘がゴルフをしてみたいと言うことなので、ウィーンの隣町Langenzersdorfに行って打ちっぱなしをする。


 写真の容量が尽きてしまったので、以降明日の後編に続く。


 



2014年3月29日土曜日

夏タイヤに交換した


 ちょっとフライング気味だけど、夏タイヤに交換した。






 これで溝を気にして走る必要がなくなった。音も静かになったし。

 ちなみに、交換料と冬タイヤの保管料込みで75ユーロである。トホホ。


 

2014年3月28日金曜日

お犬の受難 再び


 以前も書いたが、ツェッケンの予防接種は人間も犬も複数回打たないといかん。犬の場合は2回打って1年有効、あとは毎年ブースターを1回打たなきゃいかん。

 ということで、2回目の注射を打つ日がやってきたわけだ。

 学習能力が弱いのか、獣医さんに連れてくるのには何の支障も無し。お散歩~♪とすたすた歩く。ただ待合室に入るとたぶんいろんな犬猫のにおいが残留しているせいだろう、いつも以上に落ち着きがなくなる。

 ちなみに待合室にある体重計で体重を量ってみたら、10.5㎏でした。これが重いのか軽いのかはよくわからん。いずれにせよ、10㎏の米袋より重いということになる。あっちはおいしく食べられるけどこっちは食費がかかる。ついでに今日の診察+ワクチン代もかかるわけだ。若干複雑な気持ちになる。

 まずは触診で健康状態をチェック。

 前回の注射から変わったことはなかったかと聞かれたので、犬は何も言ってなかったと答えたら笑われた。

 次は聴診器。


 今日の看護師は前回の英語の話せるおばちゃんではなく若いおねえさんだったけどドイツ語のみ。どっちがいいかこの場合も難しい選択だ。少なくともコミュニケーションは先生頼りだ。ちなみにドイツ語で獣医師のことはtierarztという。

注射中。毛で刺さっているところが見えないので、そういうのに弱い僕的にはOK。

 写真を撮っていたのでよく見えるように先生が位置を工夫してくれている。お犬としては大きなお世話であろう。 顔が見えないのが残念。まあ前にも書いたけど痛みに鈍感なのでぼーっとしているに違いない。
 これでお代は45ユーロ也。どへぇ。職場のキャンペーン時に打てば人間様なら3分の1で済むのに。

 えらいめに会いました。

 まあ、それでもツェッケンに噛まれたら脳炎になって今よりもっとばかちんになるわけで、それに比べたら我慢のしがいもあるってもんよ。耐えなさい。


 

2014年3月26日水曜日

眠い犬


 今日のお犬は嫁とお呼ばれだったらしく、お昼寝をしていないのだそうだ。さらに例によって神経質犬なので、他のおうちに行って精神的に消耗したのだろう。とても眠そうだった。

 なんかもうぐったり。

うとうと。

でもやっぱり神経質なのでちょっとした物音ですぐ目を覚ます。 ふてぶてしく見えなくもない。

長毛種が寝ると毛がおかしくなってなんか変。鼻がおおきい。

 いつもの9時半から10時半くらいの間に寝るのだが、さすがに今日はへろへろっぽかったので、8時半にはお犬部屋に退散させた。ゆっくり寝たまえ。


2014年3月25日火曜日

オーストリアの信号はよく故障する


 残業休暇(普通の年次休暇とは別のもの)がたまりまくっていたし体調が今ひとつだったので、一日休暇を取った。休暇らしい休暇(出張にくっつける以外の)って久しぶり。日本人ってどこで働いてもやっぱり日本人なんだなあ。

 休暇だろうが何だろうが、お犬の散歩をしなきゃいかん。

 ということで歩いていると、よく見る光景が。

信号の故障である。

 こっちの信号はよく故障するんだ、これが。本当にびっくり。1~2ヶ月に1回は故障しているんじゃないだろうか。MTBF(平均故障間隔)でいくと、おそらく日本の数百倍以上ある気がする(日本の信号が故障しているのって、ほとんど見たことがないし)。


こっちの平均的な信号。

 故障の原因は知らないけど、 日本のと違ってこっちの信号は電球形式のがたくさんある。日本のはほとんどLEDですよね?だから切れやすいんじゃないだろうか、と。そんで一部のが切れると、安全のため全体が止まっちゃうんじゃないだろうか?

 ありゃりゃ

 この交差点は郊外だけど結構大きな通りなので、景観が来て交通整理するかと思いきや、全然来ない。まあそれでもなんとかなるところが小さな都市である所以なんでしょうな。

 森に入っていく。

 途中でなじみのない花を見つけた。

 こんなの。

拡大するとこんな感じ。

 きれいな花でしょ?葉っぱからすると柊系だろうなあ、あれって花は冬なんじゃない?と思って調べてみたら、日本の柊ではなくセイヨウヒイラギというもののようだ。クリスマスの飾りに使うやつなんだって。ってことは、ヨーロッパの感覚ではこっちではありふれていて日本の柊のほうが珍しいってことですな。

 森の中も緑が日増しに増えてきている。


ちょ、ちょっとここで休みませんか?

いい提案なので、森の中のベンチで一休みする。
周囲を見回すとこんな感じ。なんというか、心が安まる。


ぼ、ぼくはお花のにおいを嗅ぐのが好きです。




 その後、前回赴任時以来8年ぶりにゴルフの打ちっ放しに行ってみた。打ちっ放しの会員カードが残っていて、調べてもらったらなんとまだ24ユーロ分チャージが残っていた。正直驚きである。


雪解け水で水量が多い

  打ちっ放し場は前にも書いたドナウの渡しのすぐそば。フェリーに乗ってウィーンの森の方に行ってみようかと思って行ってみたら、まだ冬期休業中。おじさん達が整備作業をしていて、28日からだよと教えてくれた。今度また乗ってみよう。


  

2014年3月23日日曜日

守るお犬、走るお犬、泥だらけのお犬と料理する私


 お散歩に行こうとしている時にちょっと目を離すと、


お犬がソファの下に顔を突っ込んで身動き一つしない。ちなみに右にあるのは例のラクダである。

 以前、カンガルーだか何かがストレスを感じた時に地面に穴を掘って頭を入れる、という写真を見たことがあるが、もしかしたらそれ?とか思って観察してみる。

 ・・・本当に全く動かない。なんだ?と思って体を揺すると、小さく「うー」。

 あ、こういうときは何かを守っている時である。

 ソファの下をのぞき込むと、鼻先に何かがある。

フラッシュをたいてみると

ガム(人間用の)!だれかが落としてソファの下に転がっていったのを嗅ぎつけて守っていたんだね。
食べ物だとわかると食べちゃうので、単に守っているということは、きっとにおいはするけど食べ物じゃない、でも気になるという認識でいるのだろう。
 ガムを奪い取ると、例によって「うー」。まあ宝物を奪い取られたので怒るのはわかるが、飼い主になんたる態度!と逆に怒られて終わり。

 昨日までの春爛漫から一転して今日は気温が12℃、時折小雨の降るあいにくなお天気。
 ウィーンの森に行こうと思ったけどやめて普通のお散歩に切り替える。

 相変わらず走りまくり。ただ日曜なので自動車が少なく、遮音壁を隔てた追いかけっこは少なめ。


 それでも疲れた。地面が若干ウェットだったので泥だらけ。

昔名古屋で食べた手羽先の唐揚げで甘辛いたれを付けたやつを金曜に食べたくなったので、久しぶりに料理をする。

 もう少しきりっとした味にしたかったんだけど、嫁と娘からは☆2.5をいただきました。
 
 とこんな感じで日曜が終わっていきます。

 
 

2月12日記事「スーダンから帰国」をアップしました。


 記事はここ


 

2014年3月22日土曜日

ミラベルの花発見


 例によっていつもの土曜日である。気温は22℃。春爛漫である。

 お犬は例によって元気。走り回りまくり。



 走り回ると当然犬ながらに疲れるわけで、かつ走るのは散歩の始めなので、後は回復するまではぜーはーいいながらとぼとぼ後から付いてくることになる。

 桜吹雪の中をとぼとぼ歩く。








 今日は散歩の途中でスーパーに立ち寄るのでいつもと違う道を歩く。

こっちの道の方が花がたくさん咲いていてとてもきれい。



 そんでいつもの森に戻る。
 いつもの森といえば、夏以降しばらくの間楽しませてくれたミラベルの木がいっぱいあるわけだが、当然実がなるわけだから花が咲くんだろうなあ、どんな花なんだろうと秘密の収穫場所に行ってみた。

これがミラベルの花だ。今年もいっぱい実っておくれ。


 森にもようやく緑が。

 なんか隅の方に毛深い生き物が写っていますが、気にしないでください。

木だけでなく、小さな草花も咲き始めている。

こうなると一気に緑になりますよ。