about




このブログについて

みなさん、こんにちは。ゆわぐいと申します。 このブログは、半ば自分の日記代わりではあるのですが、僕の日常を通して、ウィーンに住んでいるとこんな感じになるってのをお知らせすることを目的としています。 ゆわぐいは2003年から3年間と2011年から現在に至るまで2回のウィーン生活を送っています。ゆわぐいは生産性の低い仕事にかまけて遊ぶのが下手という典型的な日本人サラリーマンですので、大した記事はないとは思いますが、ガイドブックに載っていないようなウィーンの田舎生活が何となく伝われば幸いです。 作者のモティべーション維持のため、ご挨拶がわりに是非コメントをお願いいたします。 ではでは。





2006年2月21日火曜日

ベネチアのカーニバルに行く(その1・オーストリアとイタリアの国境)

 ということで、ベネチアのカーニバルに行ってきました。



 ウィーンからはずーっとアウトバーンで行ける。ルートはウィーン→グラーツ(Graz)→クラーゲンフルト(Klagenfurt)→国境→ウーディネ(Udine)→ベネチアという感じ。



 まずはEUになってから(正確にはシェンゲン協定国同士では)国境がどうなっているかを御紹介しましょう。



Pict0001_24Pict0003_24   これが国境。高速道路の走行車線では当然写真は撮れないので、側道で撮っています。たぶんこの紅白のだんだらが国境線ではないか、と。だんだらの向こうに青い看板でイタリアと書いてある。青い看板のところにイタリアの警察と税関の小さなオフィスが一応ありますが、人がいる気配があまりないです。



 とまあこんな感じで、国境のラインがあるわけでもなく、当然ゲートもパスポートコントロールがあるわけでもなく、走行車線では猛スピードで国境を越えられます。往来する観点では「国」という概念が限りなく希薄になっています。



 とはいっても、これはシェンゲン協定に加盟している(加盟が認められている)国同士の話。例えば、EUに加盟が認められたチェコやスロバキアなどはいまだにシェンゲン協定には入っていません。むしろ旧東側の人件費の安い労働者が山ほど入ってくるのを恐れた西側諸国が協定加盟を認められていないというのがより正確なんでしょう。ですから、オーストリアとチェコやスロバキアとの間には同じEU国でありながらパスポートコントロールがあり、国境を越えるまで行列をしなければなりません。



 この日はウィーンは非常に暖かな日でしたが、国境は山奥にあるのでみぞれが降っていました。



2 件のコメント:

  1. イヤ~師匠お帰りなさい。本当にエンジョイした感じが良く伝わってきます。それから、確かスイスもシェンゲン協定に加盟したので税関の検査入らなくなるんですよね。西の方はほぼ1つになったのに東方にはまだまだ、見えない壁がありますね。

    返信削除
  2. 南国さん、おひさー。
    だれが師匠やねん(笑)
    スイスが入ったとなると、リヒテンシュタインも一緒に入るんでしょうね。いよいよ便利になります。
    東側は・・・まだまだでしょうね。安い労働力の大量移入や犯罪とか、心配の種には事欠かないわけですし。EUの理想と現実の狭間、という感じがします。

    返信削除