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このブログについて

みなさん、こんにちは。ゆわぐいと申します。 このブログは、半ば自分の日記代わりではあるのですが、僕の日常を通して、ウィーンに住んでいるとこんな感じになるってのをお知らせすることを目的としています。 ゆわぐいは2003年から3年間と2011年から現在に至るまで2回のウィーン生活を送っています。ゆわぐいは生産性の低い仕事にかまけて遊ぶのが下手という典型的な日本人サラリーマンですので、大した記事はないとは思いますが、ガイドブックに載っていないようなウィーンの田舎生活が何となく伝われば幸いです。 作者のモティべーション維持のため、ご挨拶がわりに是非コメントをお願いいたします。 ではでは。





2006年4月17日月曜日

チェコとの国境

 8日の土曜日は天気も良かったので、ドライブがてらチェコとの国境を越えてみた。行き方は簡単。アウトバーンA22線をとにかくずーっと北上する。国境の20㎞(?)くらい手前で高速が一般道に変わるけど、それでもとにかく進み続ける。そうするとオーストリア側のパスポートコントロールに着きます。



 「チェコに行ってみる」と敢えて書いていないのには訳があって、オーストリアのパスポートコントロールは越えるんだけど、チェコのは越えない、という不安定な場所に行こうというもの。両者の間に、「Freeport」というショッピングセンターがあるのだ。たぶん、ここって冷戦時代は東西両陣営の緩衝地帯だったんじゃないかと思っています。



Pict0003_33  ご存じのとおり、チェコはEUに加盟しました。この青地に星印がその証拠。でも、人・モノの自由な往来を提供するシェンゲン協定にはまだ入れさせてもらっていません。したがって、国境を越えるにはまだパスポートが必要です。



Pict0001_32Pict0006_21Pict0007_21    パスポートコントロールの前には多くの車が列をなします。だんだん近づいてくるとやっぱり緊張します。オーストリア側では出る時も入る時も、チェコのパスポートはきっちりと中を見ます。オーストリアのはほとんどノーチェック。去年までは一応出入国のスタンプを押したのですが、今回はもう何もなしでした。



Pict0010_11  無事通過。チェコ側のパスポートコントロールは2㎞以上先なのですが、一応ここはチェコ領の扱いになっているみたい。



 



Pict0011_11Pict0015_8Pict0012_9    ここから先はのどかな田園地帯が広がっているのですが、その中で忽然としてこういう悪趣味の大きな建物が出現します。これがFreeport。ブランド物(Tommy Hilfiger、Nautica、ナイキ、アディダス等)のアウトレットモール、スーパー、雑貨屋、あと中国人の露天商の大軍団(店はものすごく多いけど、売っている物はどこも同じニセブランド品)などがあります。値段としては、ウィーンの3割安前後くらいですかね。



Pict0025_5  さて、国境のオーストリア側には結構高い丘が連なっていて、眺めがとてもきれい。これはオーストリア側の風景です。



 



 帰り道、上の写真を撮るために丘のてっぺんで車を止めたところ、異様な物が目に入りました。



Pict0016_9Pict0017_11   US ARMY・・・。これは米軍のトーチカですね。冷戦時代は文字通り西側陣営の最前線。ワルシャワ機構軍の侵攻を食い止めるためにこの中に目を血走らせた軍人が入っていたんでしょうね。緩衝地帯とともに、冷戦時代の遺物です。かなーりびっくりしました。





 







Pict0030_3Pict0031_6   てれてれとウィーンに向けて車を走らせる。途中、小さな村がいくつか出てくる。そこで見かけたもの。農村部での信仰の厚さが感じられます。





 







 



Pict0032_2  これはペンションの案内。このZIMMER FREIという旗が空き室ありの目印。夏場に旅行するとたくさん目にします。



 



Pict0033_3  これ、なんだか分かります?たぶん、変電施設だと思います。田舎の方でよく見かけます。日本の無味乾燥なのとは大違い。







 







 



 



Pict0038_2Pict0039_3   30分くらいしてようやく高速に到達。帰りはウィーンの森を通ってみる。森の斜面には、今こういう花がたくさん咲いてます。これってスミレ?





 





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 かなーり熱意を失っていますが、ま、一応。





10 件のコメント:

  1. ヨーロッパにも中国人の露天商がいるんですね。
    すごいバイタリティだなぁなんて、
    ヘンな感心をしてしまいました。
    アウトレットのお店ってウィーン市内にはあるのですか?
    やっぱりこういう所までこないとないんでしょうね。
    ところで「記事の在庫」のほうはまだあります?
    ��回クリックしましたので・・・(^^;

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  2. なんかですね、中国人、ものすごくいます。2年前まではこの敷地の中に収まっていたのですが、その後増殖しまくって、通り向かいに露天商コーナーが新設されて、そこでも活動しています。でも売っている物ってほとんど同じなんですよね。過当競争じゃないかと。
    ウィーン市内のアウトレットは、いわゆるアウトレットモールのようなものはないと思います。たぶんウィーン市からははずれてしまうと思うのですが、空港を越えたところにもう1カ所あります。そっちの方がちゃんとしていて大きくて、露天商はいません(笑)でも、やっぱチェコの方が安いかなって感じです。
    記事の在庫ですか・・・あるにはあるのですが、若干手直ししなきゃって感じです。応援ありがとうございます。

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  3. 下の写真のお花ですが うちの庭にもあります。
    日本名がなかなか分らなかったのですが
    やっと分りました「雪割草」です。
    東欧に多いみたいですね。
    主人が ブルーアネモネって言うから・・・
    オスロ周辺でも 一面咲くそうです。
    フランスの田舎では あまり見かけません。

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  4. あっこの場所の事はウィーンでは知らない人がいないくらい有名な観光業界にお勤めの方がやっておられる某サイトで読んだ事がある気がします。こうして写真付きで見ると何か凄い興味深い場所ですね。やっぱり一度は行って見たいけど、車じゃないといけないんだろうな。

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  5.  おお、加代子さん、ありがとうございます!これが雪割草ですか。植物系の知識がほぼ完全に欠落しているので、助かります!
     南国さん、某サイトってどこ?確かですね、ここへの送迎バスっぽいのをウィーンの街中で見かけたことがあるんですけどね。ちょっと調べてみます。

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  6. ゆわぐいさん、某サイトとは下のアドレスなんですけど。
    作者のはっぱ女史とは何回かお会いしたこともあるんですけど、もうすごい博識でほとんどウィーン人化しているくらい
    ウィーン訛りも使いこなすスーパーウーマンなんですよ。
    ひょっとしたらゆわぐいさんも会った事があるかも。
    http://www2.diary.ne.jp/user/143218

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  7.  今ちょっと見てきました。これはすごいですね。こういう人がいるのを知ってしまうと、観光情報のようなブログをするのはしんどいですねー(笑)
     ま、こっちは写真で勝負(?)、と。

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  8. まあ、このサイトの作者であるはっぱ女史は別格ですよ。ほらカールスプラッツに分離派会館って金ぴかの玉が屋根にのっている建物があるでしょう? そこの向かいにある1㌦札の裏側にあるピラミッドの上に有るやつみたいな目玉がトレードマークのオーストリア一大きい旅行会社があるでしょう? そこの日本部長なんですよ。
    でも、ウィーンの事なにも分からない人だったら、絶対ゆわぐいさんのプログみたいな写真沢山のプログが良いですよ。 ほんとに

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  9.  はいはいはい、あそこにありますね、目玉の旅行会社。ナッシュマルクトのすぐそばの。
     てゆーか、南国さんもよく知ってますねー。いますぐこっちにきて、その会社の日本課長になるとか(笑)

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  10. お褒めの言葉に預かり光栄です(笑)。 リンクの周辺だったら、大体地形とか通りは頭に想像できますよ。

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