さて、昨日の記事にあるとおり、今朝はウィーン日本人会主催の「モーツァルト・ウォーク」に参加してきました。昨日がモーツアルト生誕250周年ということで、なかなかタイムリーな企画。ちなみに最近の日本人会はおもしろいことをいろいろと企画するようになった。
ということで、今回は備忘録の意味も含め、ウォーキングツアーで説明のあったモーツァルトのことを書いてみよう。でもさらっと聞いただけなので、間違いがあってもご勘弁を。
まずは朝9時半にオペラ座に集合。今朝起きた時はマイナス8℃。9時半では多少気温はあがってもまあマイナス6℃くらいだったんじゃないでしょうか。
初めにアルベルティーナ(Albertina)前に。ここはちょっと前にどこか主催のレセプションに招待されて来たことがある。そのレセプションはしゃれた趣向で、美術館の中を自由に見てよいおまけ付きで、その時やっていたレンブラント展を堪能した。なんかレンブラントって好きだなあ。こう光と陰の絵って感じで。さて、このすぐ側にカフェ・モーツァルトという喫茶店があり、その由来はアルベルティーナの広場に昔モーツァルトの銅像があったからだそうな(第2次大戦の空爆で銅像は破壊され、今はない)。
お次はヨーゼフ広場(Josefsplatz)にある国立図書館(Nationalbibiothek)に。広場の真ん中の銅像はヨーゼフ2世。この図書館は世界一美しい図書館との評判とのこと。確かに中に入ると、日本人の持 つ図書館のイメージは崩れ去ります。なんというか、絢爛豪華という言葉がぴったし。今、モーツアルトの最後にして未完の作品「レクイエム」の楽譜が展示されています。
そのままとことこ歩き、おなじみ王宮ミヒャエル門に到着。今回はそのままミヒャエル広場にあるミヒャエル教会(Michaelerkirche)に入る。
上記のとおり「レクイエム」は未完のままモーツァルトは死んじゃいます。その後弟子の補完により完成しますが、このレクイエム、もともとはモーツァルトがバルゼック伯爵のゴーストライターのような形で作曲したとのことで、バルゼック伯は自分の作曲としてウィーンの南にあるヴィーナー・ノイシュタット(Wiener Neustadt)の教会(たぶん左の写真の1・2枚目の教会。以前たまたま行った時のものです)で初演したつもりが、モーツァルトの奥さんコンスタンツェにより楽譜がもう一つ作られており、バルザックの演奏より数日前にこのミヒャエル教会で演奏されてしまっていたという、なんともお間抜けなことだったらしいです。ミヒャエル教会にあるこの骸骨のプレートがその演奏の日時を記しています。当時は著作権なんて概念はなかったから、こんなことがたまにあったんでしょうね。
モーツアルトウォークなんて本当にウィーンらしいですね。それに気温は低いけど、写真から見ると天気がよさそうだから。いい週末って感じですよね。
返信削除南国さん、どーもー。
返信削除まあ、そうですねー。ただ、2時間半も外にいるとやっぱ寒かったっす。なんか太陽が当たっても全然暖かくないんですよ。がんばれ太陽!と応援したくなりました。