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このブログについて

みなさん、こんにちは。ゆわぐいと申します。 このブログは、半ば自分の日記代わりではあるのですが、僕の日常を通して、ウィーンに住んでいるとこんな感じになるってのをお知らせすることを目的としています。 ゆわぐいは2003年から3年間と2011年から現在に至るまで2回のウィーン生活を送っています。ゆわぐいは生産性の低い仕事にかまけて遊ぶのが下手という典型的な日本人サラリーマンですので、大した記事はないとは思いますが、ガイドブックに載っていないようなウィーンの田舎生活が何となく伝われば幸いです。 作者のモティべーション維持のため、ご挨拶がわりに是非コメントをお願いいたします。 ではでは。





2006年1月11日水曜日

宝物

Pict0001_14  僕の宝物。



 もう20年以上前のナベサダのベスト版(LP2枚組。若い人、LPって知ってます?お米屋さんが持ってくるガスボンベのことですよ。と念のためボケてみる)なんですが、CD化されることなく絶版となってます。



 まだ昭和の時代、苦しい浪人時代を終え、ようやく大学生になり、下宿人4人の小さな賄い付きの下宿に入ったのですが、その時に下宿の先輩からこのレコードをダビングしたテープを貸してもらい、通学途中に歩きながらほとんど毎日聞いたものです。もう曲の順番はおろか、ナベサダさんの息づかいまでしっかりと頭の中に入ってしまいました。



 しばらくして先輩にテープは返してしまい、なんとなくその存在を忘れていたのですが、就職して東京に出てから、ふとしたきっかけでこれを思い出し、矢も楯もたまらず中古レコード屋をずいぶん廻り、ネットオークションもずーっと見ていたのですが、見つからず。結局足かけ10年弱探しましたかね。まあいいや、頭の中で全曲再生できるもん、とあきらめかけていた頃、ウィーンに来た2年ほど前にヤフオクでようやく発見。絶対落札との意気込みの下応札し、見事落札。業者に頼んでCDに焼いてもらい、CDもろともこっちに送ってもらいました。



 聞いてみて・・・20年前の記憶・・・初夏の札幌のさわやかな空気、萌えるような緑、大学生になれた解放感、新しい世界での期待と不安・・・そんなのが一度にぶわーっと記憶の奥底から掘り起こされてしまい、もうどうしようもありませんでした。



 他の人には普通のレコードでも、僕にとってはかけがえのない宝物。これだけは何があっても絶対に手放さない予定。僕が死んだら棺桶の中に入れてもらうんだ。



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