今朝起きたら、なんとマイナス15℃。なんかロシアに大寒波が来ているのだそうだ。招かれざる客ってやつね。さらに快晴だったので、放射冷却もあったんでしょう。朝子供をスクールバスのバス停に送り届ける時は、顔が凍り付きました。周囲のもの全てが凍り付く朝。でも朝日がとてもきれい。
バスを寒空の下待つ。が、いつまで待っても来ない。あれー?と思っていたら、タクシーが2台止まり、顔見知りのバスティーチャーが出てきて、「バスが故障したのでタクシーに乗れ」。いつも20~30人の子供が乗るのに、タクシー2台?大丈夫かいな。
車の故障はスクールバスだけではなかった。もう至る所で立ち往生している車がいる。大型トレーラーが道の真ん中で止まっているなんてこともある。いきなりの寒波でみんな難儀しているみたい。
日中になっても日差しは強いが気温は上がらず、日向でマイナス12℃くらい。どんな感じかというと、吐いた息が白くなり、それがいつまでも白いままその辺に漂っている。エクトプラズムを吐いているような気もするし、マンガの登場人物はいつも喋りながらこんな感じなのかとも思ってしまう。
こういう時は、理系の血が騒ぐ。実験くーん。はーい。
こいつをオフィスのベランダに放置する。梶井基次郎の「檸檬」では丸善の書棚にレモンが置かれたが、ウィーンではベランダにバナナである。なおどうでもいいことだが、梶井は理系であり、ゆわぐいも理系である。理系の人間はあらぬ所に果物を放置する種族と言えるのかもしれないし、そうでないのかもしれない。
3時間ほど放置プレイを楽しんだ後、取り込む。青黄色の健康色のバナナが黒ずんでいる。触るとがちがち。
ここまで来ると30台以上の方はおわかりですね?そう、モービル1の懐かしのCM、「バナナで釘が打てます」をやってみようと。
いざ材料を探してみると木っ端は見つかったものの、釘がない。仕方なしにピンで代用。
打つ。実は写真を撮る前に自分で打ってみたらがっつんがっつん打てる。やったとばかり同僚に打ってもらい、僕は撮影にまわる。でももたもたしているうちにバナナが溶けてきて、予行演習ほどの硬さがない。でも結局打てた。ということで、マイナス15℃でもバナナで釘が打てることが実験的に明らかになった!よかったね。
なお、実験に使用したバナナ君は資源の有効活用の観点から、バナナシャーベットとして僕の胃袋に。
うんっ、ゆっぱり同世代。凍ったバナナよく覚えてます!
返信削除僕自身の最低気温体験は、マイナス24度。スキー場だったから気分的に耐えられたものの…。街中で普通の生活をしなきゃいけないのは辛いですねー。
それにしても、バナナシャーベット美味しそうだなぁ。
かろうじて20代ですが、バナナが登場した時点で分かってしまった・・・・・・
返信削除いつも12月は一ヶ月近くウィーンで過ごしているんですけど。
返信削除今度はたまたま日本にいたんですよ。でもそんなに寒いのはめずらしんじゃないですか? なんせ南国の住人ですから、寒さにはホント弱くて。
kotaroさん:やっぱり僕らの世代はバナナ釘ですよね!明日寒かったらもう一つの「新鮮なバラもこのとおり」をやろうかな、と。
返信削除MEGUさん:あれ?20代でもおわかりですか?結構長いことやっていたんですかね、あのCM?
南国太郎さん:いつも12月をウィーンで??一体どんなお仕事を???去年はウィーンは暖冬でしたね。一昨年はそれなりに寒かったような気がしますが、それでもマイナス10℃くらいだったかも。