今日も雪。おかしな話ですが、マイナス20℃近い日々を経験した後では、雪が降ると春が近づいているなあ、と感じてしまいます。本当に寒い時期は雪さえ降らずに、フリーズドライ状態でしたからね。
さて、フリーズドライ状態の時はそこいらは茶色に変色した氷で覆われていましたが、雪が降ると真っ白になって、とてもきれいになります。
でも、そうなると目立つものが・・・。
さて、ウィーンはお犬様天国です。ほとんどのお店(レストランやカフェも含む)に犬を連れて入れます。犬をきちんと躾けている人は尊敬されると聞きます。朝でも夜でも晴れだろうが雪だろうが犬を散歩させている人がたくさんいます(その代わりに、猫がとても少ない気がします)。人間一人あたりの犬の数はかなり多い都市ではないでしょうか。
ここまで来るとおわかりになると思いますが、こっちの人は散歩しているときに犬の落とし物、例のブツを片づけない人がとても多いのです。というか、片づける人は極めて稀と言えます。犬は街路樹の根元の芝生を中心に、歩道などにも平気でブツを落とし、飼い主は平然とその場を立ち去ります。雪の上だとブツがまた目立つんだ!
パリには犬のブツ専門の清掃人がいるとか。ウィーンなんてたいした産業もなく観光だけで食っているようなところですから、景観美化は極めて重要。昔、ウィーン市当局がパリの清掃システムを試験的に導入したところ、市民から苦情が出て、結局本採用をやめたとか。その苦情は「ブツを片づけている所を見ると汚らしいから」。たまにちゃんとゴミ袋に入れてブツをゴミ箱に捨てる人がいますが、その人に通りがかりの人が怒ったとか。「ゴミ収集の人がかわいそうじゃないか。」
もう意味が分かりません。
公園の広々とした芝生。夏なんぞごろりと寝転がりたいのですが、よーく見てからでないと、背中でぐにょりという感触を味わうことに。おいしい御飯を食べてよい気持ちで歩いていると、歩道のド真ん中にこんもりとしたブツが。道端に車を止めて歩道に出るために芝生帯を越える時は最も神経を使う時。お洒落なおニューの靴も即座に台無しに。
この状況に不満を持つ人は多いです。でも、上記のようなおかしな意見を持つ人がいることも事実。
犬を連れてほとんどどどんなところにも行けるというのは、一つの美徳です。盲導犬や介助犬であっても連れて行けないレストランの多い日本とは大違いです。そういうレストランのオーナーは、自分がハンディキャップを持った時に自らの間違いに初めて気づくことになるんでしょう。とはいえ、そんなウィーンであっても、犬と人間がより円満に共存するためには、犬後進国の日本でさえ普通に行われていることに学ぶ必要もあるのです。
さすがにこのネタ、画像は使えないなあ・・・。
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物体Xですなっ?!
返信削除これは私の専門!!・・・いや、去年は鳥に糞をひっかけられ、ベランダに隣の猫がやってきてトグロ巻くは・・・散々でしたので・・・
踏んで嫌な思いをするより、片付ける姿を見るほうがいいような気がするのですが。。。本当にいろんな考えがありますねぇ?
しかし、ふぶいてますねっ!!これじゃ、犬の物体Xもカチンコチンになるのでは?
そう、MEGUさんの得意分野の例のヤツです。
返信削除実は子供のスクールバス停のすぐ手前に大きいブツがあって、それがほとんど直立するような形で鎮座してまして、しかもたぶんそのまま凍っているようで、1週間以上そのままの形を保持していました。もう毎日それを見るのがいやでいやで。
最近は幸いにも雪で隠れていますが・・・。雪が溶けるとまたお出ましになるのか、それとも一緒に溶けて流れていくのかわかりませんが、どっちにしても想像するのもいやです。
犬王国といえば独逸もおなじです(笑)。
返信削除私は犬の散歩してブツを処理しているときたまに考えます。
「犬は用を足し、人間がそれを拾う、つまり、もし地球を知らない宇宙人がはじめてそれを見たら、犬が主人、人間が奴隷だと考える・・・」と。
シトさん。
返信削除パソコンの前で一人コメントをみてニヤリとしております、私。
なーるほど。確かに。
返信削除あ、こうは考えられませんか?犬は実はお尻からかりんとうを出す機械であり、人間がそれを後で食べるために拾っているんだ、と。
・・・気持ち悪くなった
ゆわぐいさん
返信削除どんな大好物でもお尻から出たものはちょっと・・・(笑)
実は私、そーゆー趣味でして。
返信削除うそです。
ひぃいぃぃぃぃっ!
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