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みなさん、こんにちは。ゆわぐいと申します。 このブログは、半ば自分の日記代わりではあるのですが、僕の日常を通して、ウィーンに住んでいるとこんな感じになるってのをお知らせすることを目的としています。 ゆわぐいは2003年から3年間と2011年から現在に至るまで2回のウィーン生活を送っています。ゆわぐいは生産性の低い仕事にかまけて遊ぶのが下手という典型的な日本人サラリーマンですので、大した記事はないとは思いますが、ガイドブックに載っていないようなウィーンの田舎生活が何となく伝われば幸いです。 作者のモティべーション維持のため、ご挨拶がわりに是非コメントをお願いいたします。 ではでは。





2005年12月4日日曜日

オーロラをデジカメで撮る(その2)

 さて、今回のオーロラ撮影で気が付いた点をいくつか。



 当然、マイナス数十度はメーカーの想定動作範囲外です。自己責任でお願いしますよ。



 まずは厳寒時でのカメラの保護とか機能維持について。



 やはり結露防止が最大の懸案でしょう。今回は車でいくつかのポイントをまわったわけで、撮影時はマイナス25度、自動車の中はおそらく5度くらいだったと思う。車内に入る時には、まずカメラ本体を車外で布に巻き、小さなクーラーボックスに入れて、その上で車内に入れた。車内では絶対にクーラーボックスを開けなかった。これはたぶん効果があったような気がする。ちなみにクーラーボックスもふたを閉めた状態で車外に出しておきました。



 次に、厳寒時でのバッテリー異常消耗問題。予備バッテリーを買う時間的余裕がなかったのだが、今回はバッテリーがほぼ新品ということもあり、80枚近く、しかも長時間露光をしたにも関わらずバッテリー切れにはならなかった。気をつけたことといえば、撮影時に暖を取る時はカメラは出しっぱなし、でもバッテリーだけは外して布を巻いてポケットに入れたということ。車での移動時も同じことをやった。これも効果があったかも。



 あと、撮影する上での注意点について。



 私のカメラ(Dimage A200)にはノイズリダクション機能があり、暗い時などに作動する。これは時間もかかる(寒いと延々終わらない)しバッテリーの無駄使いとなるので、途中からオフにした。ノイズは気になれば後でレタッチソフトを使えばいいのだし、終了を待っていると刻々と変わるオーロラの撮影チャンスを減少させることになります。



 次に、露光時間。私は10~15秒くらいにしたのだが、オーロラの動きが速い時はボケる。後で補正することを前提に、もっと短い露光時間にした方がよいかもしれない。



 ついでに、僕のカメラにはリモコンボタンがある。これは大正解。分厚い手袋をしているし、寒さで体には異常な震えがきている。いくら三脚を使っても、シャッターを押す時にカメラを揺らしては元も子もない。レリーズかリモコンは必須ですね。



 あと、オーロラ撮影のサイトを見ると、カメラバッグに使い捨てカイロを付けるという記述をよく見かけるけど、あれはたぶん意味がありません。そもそもマイナス25度の世界では空気中の水分が極めて少なく、このような中、鉄の酸化という化学反応によって発熱する使い捨てカイロは機能しません(実際にやってみたけど、全く暖かくならなかった)。どうしても熱を与えたいのならば、ハッキンカイロのようなものをお勧めします。



 蛇足ながら、オーロラツアーに参加しているおばさま方は使い捨てカメラでしかもフラッシュを付けて撮影していました。本当に迷惑でした。たぶんほとんど写っていないだろうに。



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