about




このブログについて

みなさん、こんにちは。ゆわぐいと申します。 このブログは、半ば自分の日記代わりではあるのですが、僕の日常を通して、ウィーンに住んでいるとこんな感じになるってのをお知らせすることを目的としています。 ゆわぐいは2003年から3年間と2011年から現在に至るまで2回のウィーン生活を送っています。ゆわぐいは生産性の低い仕事にかまけて遊ぶのが下手という典型的な日本人サラリーマンですので、大した記事はないとは思いますが、ガイドブックに載っていないようなウィーンの田舎生活が何となく伝われば幸いです。 作者のモティべーション維持のため、ご挨拶がわりに是非コメントをお願いいたします。 ではでは。





2005年12月1日木曜日

クリスマスソング

 家に帰宅(馬から落馬的な用語か?)してみると、子供(7歳、♀)が音楽をかけて中途半端な踊りをしている。本人はノリノリのようであるが、端で見ているとあたふたしているような、首を寝違えた人のラジオ体操のような感じでもあるが、本人には大人になるまで内緒にしておこう。



 何の音楽かと思ったら、数年前クリスマス会でもらった古今東西のクリスマスソングを集めたCD。子供用の歌もあるが、大人用の歌も入っていて、なかなか便利なCDである。



 晩ご飯を食べながらぼんやりと聞いていると、なかなか良い曲、思い出のある曲が入っていることに改めて気づく(私は基本的に洋モノの歌入りの曲は聴かない)。ブライアン・アダムスのChristmas Timeって、いいなあ。ブライアンと来るとどうしてもブライアン・イーノしか浮かばない系なので、もしかしたらこいつら兄弟か?と一瞬疑うが、ブライアンってファーストネームじゃん。マライア・キャリーのAll I want for Christmas is youは、日本にいるときに自宅でクリスマスパーティーをして、釧路にあった太平洋炭礦の招待所特製の洋梨カクテルを作ってみたら旨いけどアルコールが強くて、自分の家にも関わらず酔いつぶれて、そんでもって客がいるのにトイレでげーげー吐いた時にかけていた曲だなあ。Allを受ける関係代名詞はthatだが、省略可能であることだなあ。



 さて、問題は山下達郎のChristmas Eveである。私は基本的に涙もろいおバカ系である。昔、SPA!という雑誌に「バカはサイレンで泣く」というおもしろい投稿コーナーがあった(まだある?)が、私の場合は達郎のChristmas Eveの前奏の部分の鐘がカーンと鳴る時に、毎度毎度条件反射的にJR東海のせつないクリスマスCMを思い浮かべてしまい、鼻の奥がじーんとしてしまうので、「バカは鐘で泣く」バカであるか、違った種類のパブロフの犬なのだが。ちなみに、ある年からこの歌はいきなりTBCのクリスマスCMにトレードされ、JRは松任谷由実のシンデレラ・エクスプレスに変わって、なーんかねーって感じになったわけだが、そんなことはどうでもよい。



 問題は山下達郎のChristmas Eveである。このCDに入っているのは英語版の曲である。達郎はなぜ英語版なぞを作ったのか。柳の下のどぜうを狙ったのか。アメリカ進出を図ったのか。はたまた竹内まりあから私英語の歌を歌える人と結婚したいなぁ、みたいな、などと煽られたのか。



 日本の歌の英語版または英語カバーはほとんどがはずれである。坂本九の上を向いて歩こう→sukiyaki songという国辱的な改編版から始まり、レイ・チャールズのカバーによるエリー・マイラブに至るまで。達郎はそれを打破したかったのか。結果が二の轍三の轍である。達郎の英語版もメロディに詞を追いつかせるのが精一杯で、情感に乏しい。なめらかでない。まだうちの娘の踊りの方が愛嬌があっていいくらいだ。



 達郎には英語の良い曲があるのも事実。悲しみのJODYはその良い例だろう。それとこの曲(日本語版)が同じアルバムというのも、いやいや奇遇ですねー、最近いかがですかってなもんだ。初めから日本語の歌は英語にしちゃいかん。20年近く売れている曲なだけに、英語版は画竜点睛、じゃない、蛇足なのである。



 ちなみに、英語の曲の日本語カバーもいかんですな。その最高峰は西城秀樹のYoung Manではなく、やっぱピンクレディのピンク・タイフーンでしょう!「やっちゃいな、やっちゃいな、やりたくなったら、やっちゃいな」はいくらなんでもいかんでしょう。



0 件のコメント:

コメントを投稿