一眼レフはレンズを交換することができる。これぞ醍醐味なのであって、レンズを交換しないのならば(特にパンケーキレンズのようないい加減なレンズを付けっぱなしにするなら)、いっそハイエンドコンパクトデジカメにした方がいろんな面でよほどいいと思っている。
しかし、レンズ交換をする際にはカメラ内部が外気にさらされるわけで、そうなるとゴミの混入がある意味不可避となる。 D800にも一応センサークリーニング機能はあるんだけど、オリンパスのような強力なものではないので、ゴミがつきやすい。
今回もこの写真を撮って、あれ?と思った。左上にぼんやりと灰色の点がついている。
こうなると撮像素子を掃除しなきゃいかん。ウィーンには町外れのすっごく遠いところに1軒だけニコンのサービスセンターがあるのだが、わざわざそこまでいくのは面倒だし、日本と違って数日待たされることもある。
ってことで、クリーニング用のキットの出番となる。
こういう時はペンタックスのキットが便利。オレンジ色の粘着シリコンでセンサー上をぺたっとしては粘着紙に移すことを繰り返す。
何せカメラの心臓部を直接触ることになるので、初めてやったときはものすごく緊張したけど、もう慣れた。
目標のゴミは取れたけど、今度は右端にでかいゴミが再付着。何回かぺたぺたしても取れない。あまり何回もやるとセンサーを傷つける恐れがあり、そうなると泣いても泣ききれない結果となる。正直、手が震えました。
でも、そんなこともあろうかと!ちゃんと薬局で純度96%の無水アルコールを買ってあるのさ(上の写真の右側の小瓶)。質の良い綿棒にちょこっとアルコールをつけて、さっと該当部をかるーく一拭きすると
ほら、今度はばっちり。
アルコールを使ったのは今回が初めてだったし、綿棒を使うのはよくないという説もあるので超不安だったけど、結果オーライ。
これ、純度の低いアルコールだと拭きシミが残ってしまいとても不快になるらしいので要注意。
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