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このブログについて

みなさん、こんにちは。ゆわぐいと申します。 このブログは、半ば自分の日記代わりではあるのですが、僕の日常を通して、ウィーンに住んでいるとこんな感じになるってのをお知らせすることを目的としています。 ゆわぐいは2003年から3年間と2011年から現在に至るまで2回のウィーン生活を送っています。ゆわぐいは生産性の低い仕事にかまけて遊ぶのが下手という典型的な日本人サラリーマンですので、大した記事はないとは思いますが、ガイドブックに載っていないようなウィーンの田舎生活が何となく伝われば幸いです。 作者のモティべーション維持のため、ご挨拶がわりに是非コメントをお願いいたします。 ではでは。





2013年4月7日日曜日

Dialog im Dunkelnに行く

すいません、この記事は写真が一つもありません。
今日の夕方、Fさん家族とDialig im Dunkelという施設に行った。場所は先日イースターマルクトに行ったFreyung。
初めは「暗闇美術館」と聞いていたので、なんか日本の観光地にあるびっくり美術館みたいなのか?と正直げんなりしていたのだが、この施設は、目が見えないことを体験できるところであった。
基本的にツアーなので、あらかじめ予約をする。今回は英語ツアーでいけました。
入り口でお金を払い、ロッカーで携帯や腕時計など光り物をすべて預ける。
そんで、盲人用の白杖を渡され、中に連れて行かれる。中は完全に真っ暗。中には妙にハイテンションなおっさんとおぼしき人(完全な暗闇なので顔を見ようにも見れない)が待っていて、ハイテンションな案内に従って森の中や吊り橋、ボート、街中、お店、パブなどに行くのだが、全部真っ暗。通路も曲がりくねっていたり段差があったり、吊り橋が揺れたり、騒音などもちゃんと付いてくる。
もう、とにかく怖い。ほんの少しの段差がこれほど怖いものなのか、通りを渡るのがこんなに恐ろしいものなのか、ということが身をもって体験できる。子供達もきゃあきゃあ言いながら先を進んでいた。
最後のパブも完全な暗闇の中、実際に注文するのだが、飲み物の味がよくわからないし、そもそもお金を払えない。
ツアーの最中は、きっとおっさんやパブの人はナイトビジョンのようなものを付けているんだよね、そうじゃなかったら案内とか飲み物の受け渡しなんかできないよね、と話をしていた。
1時間のツアーが終わり、ようやく明るいところに戻り、おっさんに握手を求めてびっくりした。おっさんは全盲者だったのだ。
オチといってはとても失礼なのだが、大どんでん返しの映画の様な感じ(webにはちゃんとその旨書いてあったので、決して意図しているわけではないのだろう)。おまけに、日本によくあるような押しつけがましかったり教条的だったりするのではなく、自然と目が見えないと言うことはどういうことなのかがわかるところが立派。たぶん、十人十色の感想を持ったろう。それでいいんだと思う。これで寄付などを求めてきたら全てが台無しだったろう。
なぜか僕は目が見えなくなると言うことに潜在的な恐怖感を持っていて、盲導犬協会に寄付などをしていたのだが、決して盲導犬がいてもどうにもならない部分があることがよくわかった。
いろんな意味で優れものの施設でした。もしウィーンで時間が余ったりしたら是非どうぞ。でも、たった1時間でもものすごく疲弊します。
http://www.dialogimdunkeln.at/

4 件のコメント:

  1. 敷居が高くない感じ、説教されない感じ、良いですね。

    今度はフランク永井ですか・・・ツボを突いてきますね(爆笑)

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  2. 確かフランク永井って自殺未遂を起こして後遺症が残って結局なくなってしまったんですよね。やる時はすっぱりやりたいと思います(笑)

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  3. この施設は我が町にもあります!!少し前のドイツ語の授業で先生が孫と行って良かったからと紹介してくれました。
    気になってたので、一度行ってみようと思います!!

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  4. カピバラさん、こんばんは。
    webで見る限り、そちらの方が本家っぽい気がします。少なくともこっちのよりもおしゃれですね。まあ、目が見えないことの体験施設がおしゃれである必要性はこの際置いておいて(笑)

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