ここ数日、ウィーンはデモで治安悪化が懸念されます

　今晩と2月2日はウィーン市内で大規模なデモが予定されています。治安が悪化して下手するととても危険です。特に観光客がたくさんいる街中が危険です。自分の身は自分で守りましょう。



　まず今晩は王宮（Hofburg）でWiener Akademiker Ballが開催されます。この時期はいろんな団体が主催して舞踏会（Ball）が数多く開かれます。
　なんと優雅な！という感じですが、このWiener Akademiker Ballというのはかなり曲者で、ようは右翼系、しかもかなーり右系の人たちが数多く参加するバルで、それを妨害しようと左翼系の団体がデモなどの抗議行動を行います。
　昨年は車がひっくり返されたりお店のショーウィンドウが割られたりしてひどかったようです。んで、今年もその懸念があることから、以下のとおり王宮の周りが封鎖され、デモのルートも厳戒態勢がひかれます。

 Ringの中には入らない方が無難だなあ。

　2月2日は、今度は右翼系団体というかPEGIDA（ヨーロッパのイスラム化に反対する愛国主義）のデモです。これは西駅からウィーンの原宿（苦笑）と呼ばれるマリアフィルファー通り、さらにはRingまでがルートだったはずが、急遽今日になってFryung集合！18:30だから遅れるなよ！ってことになったようです。
　そんでこーゆーデモが行われると、その反対勢力も対抗措置を執る、と。ってことで、やっぱり不穏な状況になるわけです。

　てなことで、ここ数日にウィーンに観光旅行に来られる方はお気をつけを。デモ隊がいたらとにかくその場から離れましょう。特に夜間はあまり出歩かない方がいいと思います。
　
　海外旅行に行く場合には、最低でも外務省の海外安全情報は見なきゃだめですよ。