朝起きてお犬にご飯を食べさせて、さて今日はどこ行こうと寝ぼけ頭で考える。
嫁と娘はドイツ。朝から晩までこやつ(お犬)と一緒。時間はあるし車も自由に使える。外は晴れてはいるものの強風。どうせ街中は混んでいるだろうなあ。
んじゃ、久しぶりにWiener Neustadtの公園に行ってみるか、どうせヒマだしな!と思い、お犬に一応確認すると、へっへへっへと笑っている。了承と受け取り、出発進行!進んでいくうちに風も弱まってくるだろう。
Wiener NeustadtはウィーンからGraz行きのアウトバーンで南に50㎞、何の変哲も無い街である。日本語に直すと「ウィーンの新都市」という変な名前。札幌と新札幌のようなもんか?いや違う。新札幌は都市の名前じゃなく駅名だ。新横浜も新大阪もそうだ。一番近いのはエヴァンゲリオンの第3新東京か。でもあれはアニメだ。あ、北海道に北広島という市があったな。あれは広島県人が開拓したのでその名前になったけどでも新広島じゃなくて北広島だ、おしい、などと考えているうちにいつしか到着。
この街には連邦軍の士官学校(Theresianische Militärakademie)があって、その周辺となりにアカデミーパークという巨大な公園がある。この公園がこの街の最大の魅力で、時たま来ている。
市立公園もあるけど、大きさの違いに注目。市庁舎などは一番上のハウプトプラッツという小さな区画の中にある。
ここに行くのは簡単。高速を降りればすぐに大きな給水塔(Wasserturm)が目に入るので、それをめがけて進めばいい。
これが給水塔。ガミラスの空中都市のような感じ。
公園の中に入る。入ってすぐは士官学校の横だったり軍の施設があったりでちょっとびびるけどずんずん進む。
士官学校の裏側。
ちなみにこれが士官学校の表側。
入るといきなりフランツ・ヨーゼフⅠ世が出迎えてくれる。
よう、いらっしゃい。
ヨーゼフじいちゃんの横を通り過ぎるといきなり広大な公園が広がる。
激烈に気持ちがいい。
公園内には2本川が流れている。
これはミュール川。小さい川だけど水量は豊富。
こっちは名も無い川。こっちも小さいけど水量は豊富。
公園の中には沼もある。
Pionierteichというんだそうだ。丸い沼。
風が強くて寒かったけど、とにかく空気がきれい。とにかく広々として気持ちが清々してくる。
すんごく長い白樺並木。
なんていうか、とにかくきれいである。
あまりにきれいなので、お犬の記念写真を撮ってみる。
興味ありません。
途中、野生の鹿の群れがいた。
見えるかな?
上の地図で中心で丸くなっているところにたどり着く。
こんなんになってます。
ちょっとお腹もすいてきたし寒かったので、公園の散歩を切り上げて街中に入ってみる。
ここがハウプトプラッツ。
ハウプトプラッツのはずれにある大聖堂、Dom von Wiener Neustadt。扉が閉まっていて中には入れなかった。残念。
市庁舎。小さい。観光馬車が止まっていた。
街中はひっそりと静まりかえっていて、お店もほとんど開いていない。
市庁舎前広場ではクリスマスマルクトが開かれていたので、ここで何か食べていこう。
まあ、町の規模の割にはそれなりにお店があった。
どこのクリスマスマルクトにも必ずあるおもちゃの電車。数周まわって2ユーロなり。
体が冷え切っていたので、まずは温かいプンシュを買う。
ヒンベリー入り。カップの補償金込みで5ユーロ。 カップを返すと2.5ユーロ戻ってくる。
お次は、おなじみのLangos。
大きな平たい揚げパン。白いのはすりおろしたニンニク。ハンガリーの料理なんだそうだ。
へらへら笑っている犬を連れたアジア人のおっさんが一人、見知らぬ街でプンシュ飲みつつランゴスをむしゃむしゃ食べている光景は端から見てどうだったんだろう。
ウィーンで買いそびれた巨大Krapfenも買ってみましたよ。タバコを使って大きさを比較する気配りっぷりを評価して欲しい。
お腹もふくれたので帰路につく。途中、Stadtparkの前を通る。やっぱりこっちは小さい。
お犬も気ままに走ったり歩いたりできて楽しそうであった。また機会を見て来てみよう。
写真すてきです。田舎すきです。ドイツからお帰りですか。
返信削除コンサート聴きに、Kaffeでまったり、鐘の音を聞きたく、下旬から8日まで、一人でのんびりしてきます。途中からお友達も一緒ですが。3年ぐらい前にチェコに行きました。ビール美味しかった。今回はうぃーんだけかなと思っています。ブログまた、楽しみにしています。
Sapporo Tomokoさん、コメントありがとうございます。
削除ウィーンに来られるのですか?札幌よりは暖かいし何より雪が全くないので過ごしやすいかと思います。