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みなさん、こんにちは。ゆわぐいと申します。 このブログは、半ば自分の日記代わりではあるのですが、僕の日常を通して、ウィーンに住んでいるとこんな感じになるってのをお知らせすることを目的としています。 ゆわぐいは2003年から3年間と2011年から現在に至るまで2回のウィーン生活を送っています。ゆわぐいは生産性の低い仕事にかまけて遊ぶのが下手という典型的な日本人サラリーマンですので、大した記事はないとは思いますが、ガイドブックに載っていないようなウィーンの田舎生活が何となく伝われば幸いです。 作者のモティべーション維持のため、ご挨拶がわりに是非コメントをお願いいたします。 ではでは。





2014年12月7日日曜日

高速道路券の購入時期がやってきた


 オーストリアの高速道路(Autobahn)の通行料金は、乗用車やバイクは定期券(Vignette)で乗り放題である。普通は年間券(Jahres-Vignette)を買う。


 年間券は前の年の12月1日から翌年の1月31日まで有効。例えば2015年の年間券だと、2014年12月1日から2016年1月31日まで有効で、その間は乗り放題となる。ちなみにVignetteは高速道路のサービスエリアとか市内のガソリンスタンドなどで売っている。
 ということで、毎年12月になると翌年の年間券を買いにガソリンスタンドに行くことになる。


 短期の旅行者や年の途中で車を買った人のために、10日券と2ヶ月券というものもある。
 これが2015年の年間券(Jahres Vignette)。お値段はちょっと高くて84.4ユーロ。


 これは2ヶ月券(2 Monats Vignette)。お値段は25.3ユーロ。使い始めの月日がパンチされる。
 これは10日券(10 Tages Vignette)。8.7ユーロ。これも使い始めの月日がパンチされる。


 なおバイクにもVignetteがある。車の「B」のところが「A」に変わる。 車より値段が安く、年間券が33.6ユーロ、2ヶ月券が12.7ユーロ、10日券は5ユーロ。
 これがバイク用の年間券。


 なお実物では上の写真の「X-MUSTER-X」という部分が通し番号になる。

 Vignetteは年によって色が変わる。

 去年は黄色、2013年はピンク色だった。


 こいつらを自動車ではフロントガラスの左半分のよく見えるところに貼る。バイクは左側のフロントフォークに貼らなきゃいかん。貼ってない場合はたとえ買っていたとしても見つかったら120ユーロの罰金である。

 EU内でも国によって制度が違う。オーストリア近辺だとドイツは完全無料、イタリアは日本と同じで所々に料金所があって随時料金を支払うシステム。オーストリアはこういうシステムなので料金所というものはない。さらにシェンゲン加盟国間では国境のパスポートコントロールというものさえそんざいしない。したがってVignetteの確認のため、市内はもちろん、国境付近ではよく検問をやっている。特に前年の年間券が切れる2月初旬は検問ありまくりである。

 なお、3.5トンを超えるトラックなどでは、GO-BOXという日本のETCに似た無線式の料金収受システムが導入されている。

 そんで、Vignetteを買ってくるとこれまでのやつをどうするかという問題にぶち当たる。無用なので剥がせばいいんだけど、かなり強力に貼り付いているし、剥がして他の車に流用するのを防止するために剥がした場合一部がガラスに残る工夫がしてあるため、きれいに剥がすのは結構面倒。カードなどでぎゅーっと無理矢理剥離させて、残った部分をアルコールなどでこするといういらぬ手間をしなきゃいかん。お金を払った上でである。めんどくさい冬の風物詩である。

 ということで、10年くらい分をずらーっと貼ってある車があったりして、持ち主の性格が表れたりするわけですな。
 ちなみに僕は、気が向くと全部剥がして新しいのを1枚だけにして、めんどくさいと前年のは残してしまう(上の写真参照)。まあこれも僕の性格。今年は気が向いたので全部剥がしましたけどね。



 

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