前回の続き。
《前回までのあらすじ》ウィーン郊外の某研究所を見学に行ったゆわぐい。先方の説明の最中、突如として便意を覚える。脂汗を流しながら説明が終わるのを待つゆわぐい。彼に訪れた意外な結末は・・・。
また、説明に便利なので地図を出しておきます。前回は9番と1~3番を御紹介しました。
まずはオーバーエーストライヒ(Oberöstreich)州。地図では4番。州都はリンツ(Linz)。Lはリンツです。実はこの州、あまり印象がないんですよね。
これはザルツブルク(Salzburg)州。地図では5番。州都もザルツブルクですね。ザルツブルク州とオーバーエーストライヒ州との境目に、サウンド・オブ・ミュージックの舞台になったザルツカンマーグート地方があります。HAは、どこだかわかりません(涙)。王冠のついたエンブレムがおっしゃれー。
これはシュタイヤマルク(Steiermark)州。地図では6番。オーストリアの緑の辺境地などと悪口を言われますが、州都はオーストリア第2の都市であるグラーツ(Graz)。ワインが有名ですが、リンゴの産地でもある。Gはグラーツですね。
これはチロル(Tirol)州。地図では7番。州都は冬季オリンピックが行われたことのあるインスブルック(Innsbruck)。僕が一番好きな州です。特に夏のチロルはもう何も言うことがありません。ただただ最高。なお、地図を見ていただくとおわかりになりますが、チロル州は2つに分かれています。これは、えぐれている所(南チロル地方)も昔はオーストリアの領土だったのですが、第1次大戦で負けたことからこの地方をイタリアに取られてしまい、結果として2つに分かれてしまったのです。ちなみにこのイタリア領南チロル(イタリアンチロル)、文化的にはほとんどオーストリア。街中の看板もイタリア語とドイツ語が混在しており、興味深い所です。ILは、インスブルックの田舎の方です。
最後にフォアアールベルク(Vorarlberg)州。地図では8番ですね。州都はブレゲンツ(Bregenz)。ウィーンから見ると、もう秘境という感じ。ほとんどスイスですね。去年の10月にリヒテンシュタインやスイスなんかを廻ったのを12月に記事にしましたが、その時の自動車を積んだ列車の終着駅がこの州のフェルトキルヒ(Feldkirch)でした。DOは、上記記事にも出てくるドルンビルン(Dornbirn)です。
なお、エンブレムの数は州の数と同じ9種類ですが、登録地は数十種類あります。これを全部揃えるのはさすがに拷問に近いので、お許しを。
次回は、特殊車両系を御紹介します。
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いや~ウィーンのナンバープレート面白いですね。 州によってプレートが違うとは・・・ よく全部写真に撮れましたね。ゆわぐいさんの努力に拍手ぱちぱち。
返信削除ご無沙汰しておりました。
返信削除すごい!よく調べましたねー!すごいです。ナンバープレートから、地理のお勉強ができ、非常にかしこくなった気がします。便意は大丈夫でした?
アメリカのナンバープレートは、案外つまらないです。州の名前が赤字で入り、その下に数字とアルファベットというシンプルなもの。その代わり、プレート自体、絵のついたものに変えたり、プレートの枠(購入した場所の都市名が入ります)をお洒落な枠に変えたりしているのを見かけます。
ただ、どうしても納得できないのが、こちらの人、車にベタベタとステッカーを貼るのが好きみたいなんです。HONDA車に、「本田」というステッカー。どうかと思います。
��シトさん、まさるさん
返信削除実は結構時間がかかりました(笑)場所的に仕方がないんでしょうが、チロルとフォアアールベルクがなかなか見つからなくて困りました。全部揃えるのに2週間くらいかかったような気がします(時間的には大したことはないんですが)。今揃えている特殊車両系はもっと大変。郵便局の車がどうしても見つからない!軍の車の写真を撮った時なんて、ほとんど泣きそうな感じでした。詳しくは後日。
��まさるさん
プレート自体を変えてしまうことができるのですか?それって自家製のプレート?