えーっと、今週は月曜日がイースターマンデーで休日、火曜日出勤の後、水木金と休暇をとって、ハンガリーに行ってしまいました。同僚の皆さん、すいません(涙)
まずは国境に行かなくちゃね。実はハンガリーは初めてだったのですが、ブダペストに行くのはとても便利ということがわかった。だって、ウィーンとブダペストが高速道路でつながっていて、約3時間で行けるから。周辺国の首都への行き方と比べると、まあスロバキアのブラティスラバまでは時間的には1時間で行けますが、高速が途中で途切れていて、そこが街灯もない田舎道だったりするのがちょっといやだし、チェコのプラハに至っては5時間位かかる上、高速も途切れているので、ブダペストとは比べものにならない。
パスポートコントロールを越える。チェコやスロバキアと違い、ゲートが3つほど開いていて、渋滞はまったくなし。おまけに係官もていねい。これも高評価ですな。なお、この前のチェコと同様、出入国スタンプは全くなし。
一番始めはハンガリー西部にあるリゾート地、バラトン湖に向かう。途中は広大な田園地帯。時々雑木林がある。実は僕は雑木林が大好き。時々車を止めて中に立ち入ってみる。とても気が休まる。
ま、そんなこんなでのんびりと進んでいたので、バラトン湖に着いたのは夕方。観光は明日だな、と思っていると、翌日は雨。イカス!ということで、写真はなし。何をしに行ったのかよくわからん。
雨の中、ブダペストに向かう。妻の今回の主目的は温泉に入ることであり、ホテルも温泉とつながっている所を予約していた。ホテルに到着するなり、どこへも行かずに速攻で温泉へ。雨も降っているし、まあ良しとするか。夕方から現地在住の知り合いと夕食。よって写真なし。
ちなみに温泉、男は前掛けみたいなのを下腹部にかけて入るという、ほとんど裸エプロン状態なのですが、周りは肥えたおっさんばかしなので気持ち悪く、かつ若干身の危険を感じてしまうわけです。温泉によっては夜などはその筋の方達の発展場となっているようですし、何も知らぬ小柄な日本人は結構危険だと本で読んだことがあります。ま、僕は体がデカイので、集団でどうにかされない限りどうにかされない自信はありますが。
翌日も朝から温泉。僕は市内を観光したかったのだが、既に1年前に来ている妻は観光する気なし。仕方なしに、ホテルのすぐ横にあるゲッレールトの丘にだけ登ることにする。そうか、夫婦間で観光の機会不均等があると、こうなるのか。
この丘はドナウ川の真ん前にあるだけあって、ものすごい眺望(川の手前がブダ、向こう側がペストです)。標高235メートルとはいえ、頂上まで登るのは結構しんどい。頂上には第2次大戦後、ソ連軍が建てたプロパガンダ像、シュロの葉を持つ女神がそびえる。
余談ですが、頂上におみやげ物屋さんがたくさんあったのですが、そのうち1軒が旧ソ連軍や共産時代のハンガリーの制服や勲章なんかをたくさん売っていて、その筋の好き者である僕としては触手が伸びかかりましたが何とかこらえ、結局ハンガリー共産党と各国共産党との友好記念切手集(ユーロ換算で5ユーロ)でお茶を濁しました(これもこれで好き者には堪えられないモノではありますが)。
下に降りると同時に土砂降りの雨。仕方なしにホテルのレストランで昼食。ハンガリーはフォアグラが有名らしく、ソテーを食ってみる。実は僕は今から10数年前、今とは違う会社で毎月1回フォアグラのソテーを大量に食わなきゃいかん不思議な仕事を1年以上していたことがあり、それ以来フォアグラ恐怖症になっていたのですが、こいつはうまい。しかも安い。ユーロ換算で12ユーロ弱だったでしょうか。もともと安いにの加え通貨フォリントの対ユーロ価値の下落で、お得感が増大でした。
食事も済んで、なんとなく帰ることに。でも考えてみると、ハンガリーに来て丘に登っただけじゃん!欲求不満感が強かったので、高速を途中で降りて、ショプロンを通ってオーストリアに入ろうということになった。このショプロン、ベルリンの壁崩壊を引き起こす「汎ヨーロッパ・ピクニック」というとぼけた名前の重大事件の起こった場所で、一度行きたかったんですよね(汎ヨーロッパ・ピクニックについてはwikipediaに詳しく書かれています)。
ジェールで高速を降り、一般道でショプロンを目指す。ハンガリー人は一般道でもガンガン飛ばすので恐ろしい。こっちもかなりのスピードで走ったけど、なんかいつまで経っても着かない。うんざりしてきたところでフェルトゥードという街に着く。ここにはエステルハージ宮殿という小貴族から成り上がった家の宮殿がある。きれいではありますがね。地球の歩き方にはハンガリーのベルサイユと書かれており、それはいくらなんでもちょっとあれじゃない?という感じ。
なんか疲れたので結局ショプロンは素通りしてオーストリアに帰国。おまけにアウトバーンA2線が途中で通行止めのため大渋滞。4時間もはまってしまいました。
結局なんか外国に行った気がしない旅行でした。
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