夜中に降ったらしく、今朝起きてみたらちょっと雪が積もっていた。
うちのお犬は新雪をこよなく愛する風流犬なのであり、飼い主である私としても、そのわびさび心に可能な限り応えたいと常日頃から思っている次第である。
まあそんなことで、日本式3階にある僕の部屋のベランダにわずかに積もっていた雪をお犬が楽しんだ、という誠にどうでもいい報告がこの記事の主題である。
雪を楽しむ様子を見ていると一定の流れがあるようで、風流犬の境地に到達した当家お犬の揺るぎない自信と風格を感じさせる荘厳かつどうでもいい儀式が繰り広げられる。
まず、新雪の上を歩いて、脚でその感触を楽しむのが風流犬のお作法である。 |
次におもむろに顔を雪に突っ込んでにおいとともに味を確かめる。流麗な中に野趣を感じさせる見事なお手前である。 |
犬の顔の構造上、雪をなめるとどうしても鼻の上に雪が付いてしまうが、これは致し方のないことである。 |
体温で鼻の雪が溶けていく。これを楽しむのもまたオツなものであり、冬の風物詩である。 |
風流にはほど遠い私としては、次に犬に生まれ変わったら是非ともこの心境に達したいと密かに心に誓ったりはしないし寒いので早く部屋に戻りたいわけである。
はじめましてて・ウィーンの雪はいいですね。
返信削除初めまして、コメントありがとうございます。
削除やっぱり冬は雪がないとしっくりきません。