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みなさん、こんにちは。ゆわぐいと申します。 このブログは、半ば自分の日記代わりではあるのですが、僕の日常を通して、ウィーンに住んでいるとこんな感じになるってのをお知らせすることを目的としています。 ゆわぐいは2003年から3年間と2011年から現在に至るまで2回のウィーン生活を送っています。ゆわぐいは生産性の低い仕事にかまけて遊ぶのが下手という典型的な日本人サラリーマンですので、大した記事はないとは思いますが、ガイドブックに載っていないようなウィーンの田舎生活が何となく伝われば幸いです。 作者のモティべーション維持のため、ご挨拶がわりに是非コメントをお願いいたします。 ではでは。





2016年1月17日日曜日

客の言うことを聞いてくれないサービス業


 うちのお犬を飼ってもうすぐ5年になる訳ですが、今更ながら知ったのは、「シェルティは毛を切らなくてもいい」ということ。シェルティってある程度の長さまで伸びたら抜けちゃうらしいですな。今までごめんよ、お犬。



 とはいえ、「ある程度」ってのが許容範囲ならいいのですが、許容範囲を超えてしまう部分があって、やっぱそこは切らなきゃいかんのだろうなあ。

 これ、今朝のお犬。毛むくじゃらである。毛の中に顔が埋没している感じ。まあ冬毛でもあるし、首回りやら胴体やらはそういうもんだと割り切るとして、脚、特にかかとあたりは長すぎて地面についてしまっている。松の廊下の浅野内匠頭じゃないので、さすがにそこだけは切らなきゃいかん気がしている。

なんか浮かない顔。毛刈りされるのを予知しているのかもしれないしただぼーっとしているのかもしれない。

もう脚部分がなんだかよくわからん状態。

 ということで、いつものとおりチェコ国境のFreeportに行って切ってもらうことにした。

 お店で「脚の毛だけ切ってくれ、胴体の毛は切らないでくれ」と明示的に依頼をする。このくらいならドイツ語で言える。お店の人もわかった、ということで一安心。

 んで出来上がってみると・・・

ブドウ畑に佇む渋い表情のお犬。違いのわかる男(タマなしだけど)・

 がっつり切られてますやん!まあいつもよりは長めにはなっているけど。

 犬の毛刈りに限らず、こっちのサービス業とかの人たちって、自分のポリシーが強すぎるのかどうか知らんけど、どうも客のオーダーを軽視するところがあって困る。 文句を言うと、「これがいいのだ」と胸を張ったりするのでたちが悪い。


 ガラスの神経をお持ちのお犬はわずか1時間の毛刈りで神経をすり減らしておられるご様子なので、クールダウンするために帰り道の峠で散歩させることとする。

 昔はこの峠を通らないとFreeportには行けなかったのだが、今は立派な道ができている。

 峠には未だに米軍のトーチカが残っている。

いつ取り壊されるんだろう。
ブドウ畑の間を歩いて行く。

一面のブドウ畑。そんなにワインっておいしいかな?

 気温は氷点下でとにかく寒いけど、空気は澄み渡っていて頭の中が冴え冴えしてくる。

本当に雪がないなあ。

  毛を切られたばかりのお犬が風邪を引いても困るから、そろそろ帰ろう。



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