約2週間にわたる日本出張からウィーンに戻ってきた。
初めの1週間は15名のアジア人主体の研修生をいろんな所に連れ回すお仕事。梅雨前線の1日前を北上して北海道まで行く感じだったので、雨もなく比較的涼しい毎日。
問題は2週目。梅雨に完全突入済みの東京でのお仕事。気温はさほど高くなかったものの、湿気がものすごくて閉口。あたしゃもう日本には住めない体になっちまいましたよ。
おまけに右の耳に違和感があり耳鳴りがして、めまいがひどい。あれぇっと思い耳鼻科に駆け込むと、中耳炎になりかけているとのこと。なんか首筋の筋肉がパンパンに張っていて、それが耳と鼻を結ぶ管を圧迫してしまっている、だって。
もうとにかくウィーンに帰ろうと飛行機に乗り込むと、1時間経っても動かない。しばらくするとアナウンスがあって電気系統に問題がある、右のエンジンの起動試験を行う、だって。背筋が寒くなる。
2時間経過した時、これまで離れていた後部のタラップが近づいてくる。あ、こりゃあキャンセルか。
その後、問題が解決しないので今日のフライトはキャンセルしますってアナウンス。あちゃあ。
とりあえずキャンセルに伴うオファーは
1)1500円分のお昼ご飯バウチャー
2)エクセルホテル東急の宿泊券(夜朝の食事付き)または国内交通費
3)代替フライト
ルートとしては、飛行機から降りて入国審査(パスポートコントロール)の特別窓口に行って再入国、急ごしらえの受付で食事券をもらい、ターンテーブルで預け入れ荷物をピックアップして出発階に行って指定されたチェックインカウンターで代替フライトの予約と宿泊の予約をする、という流れ。
これがお食事券。ばか高い空港のレストラン用としては微妙な値段。
これまで国際関連業務を結構やっていてたまにキャンセルにぶち当たったこともあった。その経験上、とにかく速やかに代替フライトの予約を済ませるのが吉とわかっていたので、昼食を取らず即座にフライト予約窓口に並んだ。こういう場合、別に臨時便が出るわけでもなく、翌日の同じフライトの空きに乗れれば御の字、そうでなければきっとフランクフルト経由便にさせられるからだ。まあ荷物が少なきゃそれでもいいんだけど、ほぼ限界に近い大量の荷物(ほとんどが食料品)を持っているので可能な限り直行便が好ましいってのがその理由。
並んだ段階で僕の前に一人だけ。しばらくその状態が続く。ああみんなお昼を食べているんだろうなあ。窓口が開き、翌日の直行便をリクエスト、無事に座席をゲット。ついでに一人がけの席も予約してもらう(オーストリア航空の場合ビジネスは2人がけと1人がけが交互の列になる)。
手続きが終わって後ろを見たらいつしか長蛇の列。皆さんフランク経由ですな。昼食の代償です。
夜、ホテルで配付された翌日の振り替え便の表を見たら、ビジネスで直行便に乗れたのはなんと僕まで、後はみんなフランク経由だった。やはり私は正しかった。
ということで、かなり疲れた日本出張。げんなりだす。
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