明日から来週の日曜まで、ブラジルにまた出張に行きます。
とゆーことで、しばらくお休みをいただきます。
最近、ウィーン(特に18区とかの郊外の方)では、空気中を謎の白い物体がふわふわ飛び回っています。
そんで、道端を始めいろんな所でこんな状態となっています(右の写真はガソリンスタンド)。
これは何か。
表題を見てしまうと即座にネタバレとなってしまうのでやれやれという感じですが、そう、これはポプラの綿毛(種子+それを飛ばす綿毛)です。
ウィーンにはとても多くのポプラが生えています。それが(正確には銀杏のように雌雄異体なので、半分くらいの木なのでしょうが)この時期、種を飛ばしまくるのです。ウィーンの春の風物詩ってところですね。
写真の白くなっている部分がまだ木に付いている段階の綿毛。これが風に乗ってふわふわと漂うわけです。これをぼーっと見ていると、気分がとても和らぎます。特に札幌で過ごした学生時代、大学構内にたくさんポプラが生えていた(並木にもなっていましたし)ので、遠い昔にタイムスリップするような気分にもなったりします。ウィーンが好きな理由はたぶんこの辺にあるんじゃないかなあと思っています。
ポプラの木はよく白樺などとの混成林を形成したりしていますが、そういう林は一種独特なさわやかな香りを持っていて、その香りを嗅ぐのもまた楽しみです。あと、ポプラも白樺も葉っぱの表面は鮮やかな緑色ですが、裏側は白いうぶ毛が生えていて白っぽく、それが風に揺られてぴらぴらと色を変えてみせるので、見ていてもたのしいです。ウィーンの郊外ではそういう林が至るところにあるので、とても気に入っています。
ちなみに学生の時に聞いた話ですが、ポプラという木は定着しやすく、またものすごく成長が早い(寿命も短い)ので、山火事の後とかのはげ山でもいち早く生え始め、いったん生えるとこうやって猛烈に種子を蒔いて短期間で群生することによって山を修復し(はげ山だと土中のミネラルがすぐに流出しちゃいますからね)、比較的短時間で寿命を迎えて他の木の肥やしとなるという、非常に泣かせる性質があるそうです。
なお、情緒のあるポプラの綿毛ですが、ジョギングなぞをしていると口や鼻の中に入ってくるので、時に迷惑だったりします。
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最近、ウィーン(特に18区とかの郊外の方)では、空気中を謎の白い物体がふわふわ飛び回っています。
そんで、道端を始めいろんな所でこんな状態となっています(右の写真はガソリンスタンド)。
これは何か。
表題を見てしまうと即座にネタバレとなってしまうのでやれやれという感じですが、そう、これはポプラの綿毛(種子+それを飛ばす綿毛)です。
ウィーンにはとても多くのポプラが生えています。それが(正確には銀杏のように雌雄異体なので、半分くらいの木なのでしょうが)この時期、種を飛ばしまくるのです。ウィーンの春の風物詩ってところですね。
写真の白くなっている部分がまだ木に付いている段階の綿毛。これが風に乗ってふわふわと漂うわけです。これをぼーっと見ていると、気分がとても和らぎます。特に札幌で過ごした学生時代、大学構内にたくさんポプラが生えていた(並木にもなっていましたし)ので、遠い昔にタイムスリップするような気分にもなったりします。ウィーンが好きな理由はたぶんこの辺にあるんじゃないかなあと思っています。
ポプラの木はよく白樺などとの混成林を形成したりしていますが、そういう林は一種独特なさわやかな香りを持っていて、その香りを嗅ぐのもまた楽しみです。あと、ポプラも白樺も葉っぱの表面は鮮やかな緑色ですが、裏側は白いうぶ毛が生えていて白っぽく、それが風に揺られてぴらぴらと色を変えてみせるので、見ていてもたのしいです。ウィーンの郊外ではそういう林が至るところにあるので、とても気に入っています。
ちなみに学生の時に聞いた話ですが、ポプラという木は定着しやすく、またものすごく成長が早い(寿命も短い)ので、山火事の後とかのはげ山でもいち早く生え始め、いったん生えるとこうやって猛烈に種子を蒔いて短期間で群生することによって山を修復し(はげ山だと土中のミネラルがすぐに流出しちゃいますからね)、比較的短時間で寿命を迎えて他の木の肥やしとなるという、非常に泣かせる性質があるそうです。
なお、情緒のあるポプラの綿毛ですが、ジョギングなぞをしていると口や鼻の中に入ってくるので、時に迷惑だったりします。
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土曜日は知り合いのIさん家族と一緒に、ランチを食べにスロヴァキアの首都ブラティスラヴァに行ってきました。
ブラティスラヴァまでは車で50分くらい。物価もウィーンに比べれば安いし、こんなことをやる意味があるわけです。
ちなみにIさん、ご主人はオーストリアの人なのですが、日本を気に入ってくださり、日本人の奥さんと結婚されたのを機に日本国籍を取得。しっかりと漢字の名前も持っておられる日本語ぺらぺらのとてもおもしろい方です。
レストランはCARIBIC'Sという、なぜかシーフード料理のお店。数年ぶりに生ガキを食いました。でもメインはレンガくらいの大きさの牛肉。根が貧乏性なもんで、同じ値段ならつい魚より肉を選んでしまいます。
このレストランはサラダドレッシングからステーキまで、ほとんどのものをお客のテーブル脇で作ってくれます。手作りのシーザース・サラダ、めちゃうま。
デザートにチョコ・フォンデュを食ってみる。食う前はこんな気持ち悪そうなモノ絶対食うかと思っていたけど、実はうまかった♡こっちはチョコがおいしいし、甘みと苦みのバランスが絶品。甘いのが苦手な僕でも十分美味しく食べられました。
ちなみにこのレストラン、ブラティスラヴァでほとんど唯一の観光スポット、ブラティスラヴァ城の麓にあるんですが、結局そのままウィーンに戻りました。以前見たし、1度見れば十分なんだもん。
帰りのパスポートコントロールで、僕の顔がパスポートの顔と違うと係官がにやにや笑いながら指摘しやがった。今はヒゲを生やしているからなあ。でも向こうは冗談のつもりでも、やっぱりパスコンの係官にそういうことを言われると緊張してしまい、真剣に言い訳をしてしまいました。
土曜日は知り合いのIさん家族と一緒に、ランチを食べにスロヴァキアの首都ブラティスラヴァに行ってきました。
ブラティスラヴァまでは車で50分くらい。物価もウィーンに比べれば安いし、こんなことをやる意味があるわけです。
ちなみにIさん、ご主人はオーストリアの人なのですが、日本を気に入ってくださり、日本人の奥さんと結婚されたのを機に日本国籍を取得。しっかりと漢字の名前も持っておられる日本語ぺらぺらのとてもおもしろい方です。
レストランはCARIBIC'Sという、なぜかシーフード料理のお店。数年ぶりに生ガキを食いました。でもメインはレンガくらいの大きさの牛肉。根が貧乏性なもんで、同じ値段ならつい魚より肉を選んでしまいます。
このレストランはサラダドレッシングからステーキまで、ほとんどのものをお客のテーブル脇で作ってくれます。手作りのシーザース・サラダ、めちゃうま。
デザートにチョコ・フォンデュを食ってみる。食う前はこんな気持ち悪そうなモノ絶対食うかと思っていたけど、実はうまかった♡こっちはチョコがおいしいし、甘みと苦みのバランスが絶品。甘いのが苦手な僕でも十分美味しく食べられました。
ちなみにこのレストラン、ブラティスラヴァでほとんど唯一の観光スポット、ブラティスラヴァ城の麓にあるんですが、結局そのままウィーンに戻りました。以前見たし、1度見れば十分なんだもん。
帰りのパスポートコントロールで、僕の顔がパスポートの顔と違うと係官がにやにや笑いながら指摘しやがった。今はヒゲを生やしているからなあ。でも向こうは冗談のつもりでも、やっぱりパスコンの係官にそういうことを言われると緊張してしまい、真剣に言い訳をしてしまいました。
ということで、2日目。
朝は小雨が降ったりやんだり。次の予定地もあるので、チェスキー・クルムロフ城はさっと見るだけにする。内部に入るにはツアーに参加しなきゃなので、時間節約の観点からお城の外縁部だけを見ることにする。
お城の空中回廊のような所から町を見渡す。とても小さくかわいい町。
そそくさとお次に行く。目的地はフルボカという町。ここのお城はウィーンでもおなじみのシュヴァルツェンベルク家のもので、「チェコで一番きれいなお城」だそうな。
町に着く。と、大きな教会があったので、習性上、中を覗かざるを得ない。なんかイタリアの教会っぽい感じ。
お城は小高い丘(低めの山?)の頂上にあるので、車を麓に止めてえっちらおっちら歩かなきゃいかん。この頃には雨もすっかりやんで暑くなっていたのでちょっと大変。
着く。お城はドイツ系のとんがりとんがりではなくイギリス系の形ですな。中はガイドツアーに入らないと見れない。でも英語のツアーは2時間近く待たなきゃだったので、すぐ出発するできるチェコ語のツアーに参加。でも、なーにを言ってるのかさっぱりわからん人々に1時間以上拘束されるというのは正直苦痛でした。
ということで、2日目。
朝は小雨が降ったりやんだり。次の予定地もあるので、チェスキー・クルムロフ城はさっと見るだけにする。内部に入るにはツアーに参加しなきゃなので、時間節約の観点からお城の外縁部だけを見ることにする。
お城の空中回廊のような所から町を見渡す。とても小さくかわいい町。
そそくさとお次に行く。目的地はフルボカという町。ここのお城はウィーンでもおなじみのシュヴァルツェンベルク家のもので、「チェコで一番きれいなお城」だそうな。
町に着く。と、大きな教会があったので、習性上、中を覗かざるを得ない。なんかイタリアの教会っぽい感じ。
お城は小高い丘(低めの山?)の頂上にあるので、車を麓に止めてえっちらおっちら歩かなきゃいかん。この頃には雨もすっかりやんで暑くなっていたのでちょっと大変。
着く。お城はドイツ系のとんがりとんがりではなくイギリス系の形ですな。中はガイドツアーに入らないと見れない。でも英語のツアーは2時間近く待たなきゃだったので、すぐ出発するできるチェコ語のツアーに参加。でも、なーにを言ってるのかさっぱりわからん人々に1時間以上拘束されるというのは正直苦痛でした。
土日でチェコの南端部、南ボヘミア地方に行ってきました。
南端部と行っても、先日御紹介(4月17日)のところはチェコの南東、今度はチェコの南西で、オーストリアのリンツ(Linz)までアウトバーンで行き、そこから一般道を真北に上がっていくルートになります。
まず初めはチェスキー・クルムロフ。ここは世界遺産で、地球の歩き方によると「世界で最も美しい町のひとつ」だそうな。こういう記述を見ると毎度思ってしまうのだが、誰が最も美しい町のひとつと決めるんだろう。
さて、この町。ヴルタヴァ川がぎゅぎゅーっと湾曲しているところにある。一番最初に通るのがこのブディヨヴィツェ門。車一台通るのがやっとという狭さ。
来るまでにふらふら寄り道をしていたので到着したのがもう夕方。門を通ってすぐのペンションに飛び込みで入る。トリプルベッド1泊朝食付きで1500コルナ(50ユーロちょっと)。とても清潔なペンションでした。
1分も歩くとチェスキー・クルムロフ城の入り口、「赤い門」。でも城の中は翌日にして街中の観光をする。町自体はとても小さく、端から端まで30分もあれば行けてしまう。
ちょっと離れたところからのお城。お城の壁面の彫刻やでこぼこは実はニセモノで、絵が描いてある。なんかちょっとがっかり。
これが聖ヴィート教会。残念ながら中には入れませんでしたが、こっちの方がお城よりも絵になる。
お城は夜がきれいとのことなので、晩ご飯を食べてペンションで一休みしてまた出かけることにする。食事はウィーンより3割くらい安い感じ。あとチェコビールがうまいのなんのって。特に黒ビールがギネスのように重くなく、コクがあるのにキレがあるって感じ。夜になるとお城はライトアップされるわけね。これは街中からではなくて遠くから見た方がきれいなのかも。
ということで、2日目の様子はまた次の記事で。
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土日でチェコの南端部、南ボヘミア地方に行ってきました。
南端部と行っても、先日御紹介(4月17日)のところはチェコの南東、今度はチェコの南西で、オーストリアのリンツ(Linz)までアウトバーンで行き、そこから一般道を真北に上がっていくルートになります。
まず初めはチェスキー・クルムロフ。ここは世界遺産で、地球の歩き方によると「世界で最も美しい町のひとつ」だそうな。こういう記述を見ると毎度思ってしまうのだが、誰が最も美しい町のひとつと決めるんだろう。
さて、この町。ヴルタヴァ川がぎゅぎゅーっと湾曲しているところにある。一番最初に通るのがこのブディヨヴィツェ門。車一台通るのがやっとという狭さ。
来るまでにふらふら寄り道をしていたので到着したのがもう夕方。門を通ってすぐのペンションに飛び込みで入る。トリプルベッド1泊朝食付きで1500コルナ(50ユーロちょっと)。とても清潔なペンションでした。
1分も歩くとチェスキー・クルムロフ城の入り口、「赤い門」。でも城の中は翌日にして街中の観光をする。町自体はとても小さく、端から端まで30分もあれば行けてしまう。
ちょっと離れたところからのお城。お城の壁面の彫刻やでこぼこは実はニセモノで、絵が描いてある。なんかちょっとがっかり。
これが聖ヴィート教会。残念ながら中には入れませんでしたが、こっちの方がお城よりも絵になる。
お城は夜がきれいとのことなので、晩ご飯を食べてペンションで一休みしてまた出かけることにする。食事はウィーンより3割くらい安い感じ。あとチェコビールがうまいのなんのって。特に黒ビールがギネスのように重くなく、コクがあるのにキレがあるって感じ。夜になるとお城はライトアップされるわけね。これは街中からではなくて遠くから見た方がきれいなのかも。
ということで、2日目の様子はまた次の記事で。
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今ウィーンは春たけなわ。春と言えば以前、ニラ摘みの記事を出しましたが、今回は春の味の王道、スパーゲル(Spargel、アスパラガスのこと)を買いに出かけました。
場所はウィーンの郊外にある小さな村、Aderklaa。畑の中にぴょこんと出現する村です。周囲の畑では菜の花が満開でした。ここは農家から取れたてのスパーゲルを直買できるので有名らしく、村にはいるとスパーゲル農家の場所を記した看板がすぐ目に入ります。今回はここが美味しいという紹介を受けて、Harbichさんという農家に行く。
中庭に入ると売店があり、たくさんの新鮮なスパーゲルがありました。本命の白アスパラの他に、日本でも買えるグリーンアスパラ、あと紫色のアスパラも。
結局、白を1㎏と紫を4本買ってみました。これで11ユーロ(約1600円)。大きさの比較のためにボールペンを置いておきましたが(この小さな気配りを評価して欲しい)、とにかくでかいし太い。おまけに硬い。アスパラって缶詰のイメージで細くてぐずぐずと思っていたので、ちょっとびっくり。太さなんて、大人の男の親指の倍くらいあります。なんか「立派なモノをお持ちで」という感じ。ちなみに紫のアスパラ、どうやって食べるのか不明です。
購入後、お腹が空いたので、近くのDeutch-Wagramという町にあるMarchfelderhofというレストランに行く。ここはやはりスパーゲル料理で有名らしい。なんというかよく言えばきらびやか、悪く言うと悪趣味まであと1歩という感じのレストラン。内部の撮影はちょっとためらわれたのですが、内部の方がもっとそんな感じでした。店の前ではスパーゲルが実際に生えている!あとスパーゲルのモニュメント。店内は日曜の昼前にも関わらずとても混んでいて、なおかつみんな着飾っていてびっくり。ジーンズ姿がちょっと恥ずかしかったです。スパーゲルのスープがおいしかったです。でも全体に高め。
さて、家に帰って晩ご飯の用意。昼食でスパーゲル食ったんだよなあと思いつつ、せっかくの朝摘みのを食わない手はないということで、数本を茹でて食うことにする。まずは皮むき。穂先は残し、その下から皮をむく。皮むき器で十分。下に行くほど厚くむくべし。沸騰したお湯に塩、砂糖、バターを入れ、スパーゲルを投入。取れたてでない場合はアク抜きのためにパン(センメル)を入れる必要があるらしい。再沸騰したら火を止め、ふたをして余熱で茹で上げる。だいたい30分くらいで完成。適当にソースを作ったりマヨネーズだけでも十分。
日本だと白アスパラはまず缶詰くらいでしかお目にかかれませんが、缶詰のだとぐずぐずで変なニオイがあって、強制的に食わされていた子供の頃のつらい思い出がありますが、生だと歯ごたえもしゃきしゃきして、香りも味もすっきり。うまいなぁ。缶詰のものとは別の食べ物という感じです。旬はもうそろそろ終盤戦。もうすぐ初夏です。
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