今ウィーンは春たけなわ。春と言えば以前、ニラ摘みの記事を出しましたが、今回は春の味の王道、スパーゲル(Spargel、アスパラガスのこと)を買いに出かけました。
場所はウィーンの郊外にある小さな村、Aderklaa。畑の中にぴょこんと出現する村です。周囲の畑では菜の花が満開でした。ここは農家から取れたてのスパーゲルを直買できるので有名らしく、村にはいるとスパーゲル農家の場所を記した看板がすぐ目に入ります。今回はここが美味しいという紹介を受けて、Harbichさんという農家に行く。
中庭に入ると売店があり、たくさんの新鮮なスパーゲルがありました。本命の白アスパラの他に、日本でも買えるグリーンアスパラ、あと紫色のアスパラも。
結局、白を1㎏と紫を4本買ってみました。これで11ユーロ(約1600円)。大きさの比較のためにボールペンを置いておきましたが(この小さな気配りを評価して欲しい)、とにかくでかいし太い。おまけに硬い。アスパラって缶詰のイメージで細くてぐずぐずと思っていたので、ちょっとびっくり。太さなんて、大人の男の親指の倍くらいあります。なんか「立派なモノをお持ちで」という感じ。ちなみに紫のアスパラ、どうやって食べるのか不明です。
購入後、お腹が空いたので、近くのDeutch-Wagramという町にあるMarchfelderhofというレストランに行く。ここはやはりスパーゲル料理で有名らしい。なんというかよく言えばきらびやか、悪く言うと悪趣味まであと1歩という感じのレストラン。内部の撮影はちょっとためらわれたのですが、内部の方がもっとそんな感じでした。店の前ではスパーゲルが実際に生えている!あとスパーゲルのモニュメント。店内は日曜の昼前にも関わらずとても混んでいて、なおかつみんな着飾っていてびっくり。ジーンズ姿がちょっと恥ずかしかったです。スパーゲルのスープがおいしかったです。でも全体に高め。
さて、家に帰って晩ご飯の用意。昼食でスパーゲル食ったんだよなあと思いつつ、せっかくの朝摘みのを食わない手はないということで、数本を茹でて食うことにする。まずは皮むき。穂先は残し、その下から皮をむく。皮むき器で十分。下に行くほど厚くむくべし。沸騰したお湯に塩、砂糖、バターを入れ、スパーゲルを投入。取れたてでない場合はアク抜きのためにパン(センメル)を入れる必要があるらしい。再沸騰したら火を止め、ふたをして余熱で茹で上げる。だいたい30分くらいで完成。適当にソースを作ったりマヨネーズだけでも十分。
日本だと白アスパラはまず缶詰くらいでしかお目にかかれませんが、缶詰のだとぐずぐずで変なニオイがあって、強制的に食わされていた子供の頃のつらい思い出がありますが、生だと歯ごたえもしゃきしゃきして、香りも味もすっきり。うまいなぁ。缶詰のものとは別の食べ物という感じです。旬はもうそろそろ終盤戦。もうすぐ初夏です。
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