前回ウィーンに来る時(2003年)に、電子辞書を初めて買った。
それまでは海外に出るなんてことは夢にも思わず、英語から逃げ回っていたので、まあ正直必要なかったわけだ。
さすがに英語で仕事をすると辞書なしにはやっていられないってことで、急遽買ったのがSONYの名刺サイズの電子辞書。
以降、10年以上にわたって苦楽をともにした相棒だった。
今回帰国時も仕事をしなきゃだったので同行してもらい、年明けウィーンに戻ってさて使おうとしたら・・・
富士山・・・?こりゃあ新年早々縁起がいいワイ、母さん一本つけておくれ!
・・・などと言っている場合ではない。持ち運び中に液晶がぶっ壊れちゃった。
正直、青くなりましたね。どうしよう。 辞書なしで済ませるほどの英語力が私にあると思って!?
もうしょうがないので、同じやつかその後継版を探したところ、なんとSONYは既に電子辞書から撤退、在庫品もまったくなし。この小ささと操作性、気に入っていたんだよなあ。
とはいえ、100%英語の仕事だと、さすがにリーダーズ英和・和英辞典クラスだと厳しさを感じていたのも事実。特に和英は最低でも中辞典、できれば大辞典クラスが必須なんですわ。
ってことで散々悩んで、ヤフオクで新品を落として恩師の秘書さんにお願いして送ってもらいましたよ。
新しい相棒、CASIO EX-word XD-D9800。なんか10年で大進歩ですな。
正直、「全国方言一覧辞典」とか「スポーツ用語辞典」やら「図解雑学マルクス経済学事典」やら8割方無用な辞書類なのでその分安くしてほしいとは思うし、タッチパネルやらセカンド画面やらはニンテンドー3DSじゃないんだからいらないんだけど、英和・和英大辞典があるのはこのレベルしかないので、しょうがない。
しばらくいじっていると、なんか僕のサブカメラ、ニコワンとまるっきり同じ系のつるっとしたホワイトであることに気づく。まあ両方ともヤフオクだったので色は選べなかったわけだけど、なんかメルヘンっぽい趣味に変わってしまいそうな今日この頃。
まあ何にせよ、大枚払って買ったんだから、10年は働いてもらおうか。