北京に出張で行ってきました。北京にはこれはで5~6回ほど出張したことがあるのですが、ヨーロッパからの出張はこれが初めて。ウィーンからの直行便が出ていてとても便利。
前回北京に行ったのは2006年、第1期ウィーン勤務が終わってすぐの頃だった。まだオリンピックの2年前ですな。まだ街中には自転車があふれていて、空港も小さくて汚い感じだった。
それが今回来てみてびっくり。まず空港がむちゃむちゃでかくてきれいになってる!
街中に出てさらにびっくり!超高層ビルが建ち並ぶ未来都市になってる!ベンツやアウディが走り回ってる!
自転車が全く見当たらない。なんていうか、国道246号線の池尻大橋から溜池までの間みたいな風景が延々と続いている感じ(わかりにくいか)。こりゃあ東京なんて目じゃないっすね。がんばれニッポン!
北京はタクシーはとても安い(初乗り10元(=120円)、30分位乗って30元くらい)ので、どこに行くにも基本タクシー移動だったけど、戯れに地下鉄に乗ってみたら大混雑で大後悔。特に駅に着くと、日本のようにドア近くに立っている人はいったんホームに降りて降りる方をお通しくださいなんてのは全くあり得ず、また降りる人が終わってからご乗車くださいなんていうマナーのかけらも存在しない。もう降りる人間と乗ろうとする人間と引き続き乗り続けようとする人間の押し合いへし合い。なんていうか、30年くらい前の山手線って感じ。これについて、中国で長く勤務している人に聞いてみたところ、「中国では他人より先に行くことを教育されているから、自分にとって何のメリットもない「他人のために一度電車から降りる」という行為はそもそも概念として存在しない」ということでした。ってことは、30年前とかではなくゴルゴ13に握手を求めるようなことだったのか。
ついでに、街中でぺっぺとつばを吐く奴らもとても多い。なんていうか、外見は近代的になってきたけど中身は依然として変わってないなあという印象でした。
これは懐かしいトローリーバス。オリンピックを契機に徹底的に大気汚染改善策をとったらしく、工場は郊外に強制移転させられ、バイクも電動バイク(これが無音でとても怖い)に変えさせられるなど、強権的な対策が講じられたらしい。確かに昔と比べて空気はきれい(な気がする)。
今回はなぜかものすごい時差ぼけで、一緒に出張したコスタリカ人のおっさんも同じ症状に悩まされていた。したがって、仕事が終わるとせいぜい買い物に出かけるくらいで観光は雍和宮に行ったくらい。
昔ダライ・ラマが住んでいたところなんだそうな。建物にかけられている額も、漢字と満文字、チベット文字で書かれている。
ちなみに、案内してくれた大学院生にダライ・ラマについて聞いてみると、ほとんど知識がない。オーディオガイドでは当然チベット弾圧などには当然触れずすごくもっともらしいことを言っていただけ。これが言論統制というやつか。ついでに、中国ではFacebookにはアクセスできない。試みにyahooから中国のちょっと政治的な批判が載っているようなサイトに飛ぼうとしても、初めはうまくいくんだけど翌日になるとアクセス不能になった。なんていうか、とっても怖くなりました。天安門事件などは怖くて聞けまっしぇーん。唯一聞いてみたのが、「中国って社会主義だと思う?」答えは「政府はそう言ってるけど・・・」
あはははは。ははは、はは・・・怖い怖い。
北京ではおみやげをとても悩んだ。特段何の特産品もないし。しょうがないから中華料理の調味料とかお茶とかを買ったんだけど、
このお菓子は別に食べたくもなかったんだが見た目のインパクトが強すぎてつい買ってしまった。左側の日本語っぽいところ、1行目はまあ許そう。「ゐ」じゃなくて「る」だよね。ちょっと似てるしね。でも2行目、「ねひ美味ナソ」!?ええっ!?こ、これは???こいつぁおじさんお手上げだ。
ってことで、特に楽しいこともなく、仕事と時差ぼけだけして帰ってきた北京出張でした。
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